死神
9.死神の説明
<2>
「あれはさー、お前らが来た日の夜中だったっけ。」
迅が語り出す。
何か正直、わけ分かんない。
ルカは分かった風に迅と話しているし、迅は変なこと言い出すしさ。
私は何よ?邪魔者なわけ?
「ルリー、聞いてるかー?」
怒ってる私に迅が声をかける。
「聞いてるけど?」
目に力を入れて思いっきり睨む。
するとルカが私の三倍増しで睨んできた。
「ルリ。落ち着きなさい。そういう風にされるとかなり迷惑。落ち着けないなら出ていって。」
「…何よ、偉そうに。」
「あ?」
完全に負けてるけどにらみ合い。
ルカは何か別に怒ってるみたいだけど、知るかっつーの!
やつあたりとか大人げない。
沈黙が続き、ややあって迅が笑った。
「ははっ、俺にしてみれば二人とも出てけっての。」
「んなっ…!」
「何ですって!?」
私が絶句し、ルカが叫んだけど、迅はひるまない。
「今は俺が話してんだよ。理由聞いたのはどこのどいつだ?」
それは…私しかいないけど…。
ま、ルカも急かしていたしね。
まぁつまり、同罪ってことで。
迅のおかげでケンカは終わり。
迅はまた最初から説明しようと口を開いた。
だけど、やっぱりめんどくせぇなと呟いて上目遣いに言った。
「どーでもいいから死神にして?理由は後で話すから。」
それじゃあ最初に逆戻りじゃん。
written by ふーちん
9.死神の説明
<2>
「あれはさー、お前らが来た日の夜中だったっけ。」
迅が語り出す。
何か正直、わけ分かんない。
ルカは分かった風に迅と話しているし、迅は変なこと言い出すしさ。
私は何よ?邪魔者なわけ?
「ルリー、聞いてるかー?」
怒ってる私に迅が声をかける。
「聞いてるけど?」
目に力を入れて思いっきり睨む。
するとルカが私の三倍増しで睨んできた。
「ルリ。落ち着きなさい。そういう風にされるとかなり迷惑。落ち着けないなら出ていって。」
「…何よ、偉そうに。」
「あ?」
完全に負けてるけどにらみ合い。
ルカは何か別に怒ってるみたいだけど、知るかっつーの!
やつあたりとか大人げない。
沈黙が続き、ややあって迅が笑った。
「ははっ、俺にしてみれば二人とも出てけっての。」
「んなっ…!」
「何ですって!?」
私が絶句し、ルカが叫んだけど、迅はひるまない。
「今は俺が話してんだよ。理由聞いたのはどこのどいつだ?」
それは…私しかいないけど…。
ま、ルカも急かしていたしね。
まぁつまり、同罪ってことで。
迅のおかげでケンカは終わり。
迅はまた最初から説明しようと口を開いた。
だけど、やっぱりめんどくせぇなと呟いて上目遣いに言った。
「どーでもいいから死神にして?理由は後で話すから。」
それじゃあ最初に逆戻りじゃん。
written by ふーちん