正月休みを利用して遠征へ。
自身初となる「羊蹄山」へ。ようやくここにきて、羊蹄デビューを果たした。
2:00 士幌発
メンバーは、タカシ、タツ、自分
6:00 京極コース出発
気温は高め、普段寒い地域で活動しているので、この暖かさにびっくりする。たまたまだったのだろうが・・・
すぐに汗だくになり、身を軽くしてトレースを進む。お初の山は不安もいっぱい、立派なトレースは非常に心強い。
何となく山容が確認できる。初の羊蹄に心躍る。
「よっしゃ~行きますか!」
今回なぜ京極?かというと、昨年タカシがマッキモを落としたらしく、それなら京極に行って見ようという安易な考えだ。温泉も近いし・・・いずれにせよ、自分はどこも初なので、タカシにお任せだ。
尾根に取り付くと明るくなってきた。にしても結構、木が密だ。帰りが心配になる。気持ちよくというツリーではない。
天気はまぁまぁだった。風もないし気温もまだ高い。相変わらず暑い・・・
がっ、この後森林限界を超えるあたりから周りは真っ白け・・・おまけに風もついてきた。この状態では滑り下りられないぐらい視界はない。それでも先行者は先を進んでいる。自分たちも行けるところまでは行って見ることとした。が雪の状態はさほど良くはない。パックもされてきているし、うねりもある。この地点でこの状態ではこの先の斜面はあまり期待はできない。勝手にイメージしていた羊蹄のイメージがかなり悪くなったのは事実。
時々、雲が切れ、青い空が見え隠れするようになった。
「お~お、来たか?」
「晴れろ~!」
すっかり雲は切れたが、強風となる。強風故に雲を押し流したのだろうが・・・下の暖かさと打って変わって、めちゃめちゃ寒くなって来た。もうすでに指がやられそうだ。
タカシはシールで粘ったが、自分とタツは早々に爪で板を担いだ。
晴れで素晴らしい雲海だが、強風、爆風には参った。時より停滞を余儀なくされる。
やっとの思いで外輪に上がる、もうすっ飛ばされそうな爆風だ。
「どうする?どうする?」
正直タツに、「この斜面を下りるなら、自分はしばらく羊蹄には来ないだろう・・・記念にピークの標柱を見て帰ろうぜ!」と伝えた。
『そうだな、標柱を見て写真撮って帰ろう』とタツも。
外輪をピークに向かって進む。見たかったお鉢も見えず、覗けば顔がやられそうなくらいだ。
ピークに到着すると、いくらかは穏やかに感じた。
写真を撮ろうとすると、一人の男性が「撮りましょうか?」と声をかけてくれた。初めての3人での写真を撮ってもらった。
とにかく休みたかった。指を回復させたかった。ピーク下の風の当たらないところに移動すると、
その男性が「もしかして?・・・」と、自分のことをわかってくれた。いろいろ話をして、ふと、「自分は羊蹄初なんですけど、なんだか羊蹄が嫌いになりそうです。目の前に素晴らしい斜面があるのに、また京極に戻って、こちこちのボコボコを帰ると思うと・・・」と漏らしてしまった。そうなのだ、目の前の斜面を喜茂別から登ってきている人たちはシールでピークまで来ているのだ。それぐらい目の前の斜面はおいしそうなのだ。京極とは天と地ほどの差があった。
するとその男性(後でお名前をお聞きする)S氏が「せっかく初めて羊蹄に来てもらって嫌いになるのはかわいそうだ、ここを一緒に落としましょう」「帰りは車で京極まで送ります」と言ってくれたのだ。なんともありがたい話だ。みんなで好意に甘えることにした。ほんとにS氏に感謝!感謝!
正直、素晴らしい斜面を後にして、コチコチ、ボコボコ、密ツリーの京極を帰ったなら、もう羊蹄には来ないと思ったかもしれない。
羊蹄にばかり通うというS氏の羊蹄愛が自分たちを救ってくれた思いだ。ほんとにありがとう!
S氏に先導されて滑った「喜茂別コース」例年よりは雪が少ないとはいえ、素晴らしく、気持ちのいい斜面だった。
ピークにいたもう一人のBCボーダーは、チトカニであった人だったこともわかった。
斜面を滑り下りて振り返る。
終わって見れば、結果オーライ。充実した日、記念すべき羊蹄初ライドになった。
とにかくS氏に感謝。こんな親切な人が世の中にいるんです!この日ほど、なんだかんだと言われながらも、ブログを続けてきて良かったと思った日はなかった。ちゃんと見てくれている人がいたんです。ただそれだけで、こんなに親切にしてくれる人がいるんです。ほんとにうれしかった。そして嫌いになりそうになっていた羊蹄が大好きになりました。
帰りに京極温泉によると、kashimasaとnyakaにも久しぶりにあった。彼らは京極を自分たちの後に登って来ていたらしい。
初めて来た地で、いろいろ繋がった人たちに会い、新しい素晴らしい出会いもあり、忘れられない1日になった。
最後に往復運転してくれたタカシありがとう。悪いけどまた頼むね・・・
それでは
それにしても、あのカメラの動画凄いです!ドローンの空撮みたいです👀 又、羊蹄のピークでお待ちしてます 笑
ありがとうございました。
最高の思い出になりました。
また羊蹄に行ってみたいと思います。
またお会いしたいですね。
それではお気をつけて!