ウッチャンのBC日記(改)写真日記

還暦過ぎのおっさんの日々の日記です

2019.01.04 羊蹄山BC【本編】

2019-01-05 | バックカントリースノーボード

 

 

正月休みを利用して遠征へ。

自身初となる「羊蹄山」へ。ようやくここにきて、羊蹄デビューを果たした。

 

2:00 士幌発

メンバーは、タカシ、タツ、自分

 

6:00 京極コース出発

気温は高め、普段寒い地域で活動しているので、この暖かさにびっくりする。たまたまだったのだろうが・・・

 

 

すぐに汗だくになり、身を軽くしてトレースを進む。お初の山は不安もいっぱい、立派なトレースは非常に心強い。

 

何となく山容が確認できる。初の羊蹄に心躍る。

「よっしゃ~行きますか!」

 

今回なぜ京極?かというと、昨年タカシがマッキモを落としたらしく、それなら京極に行って見ようという安易な考えだ。温泉も近いし・・・いずれにせよ、自分はどこも初なので、タカシにお任せだ。

 

尾根に取り付くと明るくなってきた。にしても結構、木が密だ。帰りが心配になる。気持ちよくというツリーではない。

 

 

天気はまぁまぁだった。風もないし気温もまだ高い。相変わらず暑い・・・

 

がっ、この後森林限界を超えるあたりから周りは真っ白け・・・おまけに風もついてきた。この状態では滑り下りられないぐらい視界はない。それでも先行者は先を進んでいる。自分たちも行けるところまでは行って見ることとした。が雪の状態はさほど良くはない。パックもされてきているし、うねりもある。この地点でこの状態ではこの先の斜面はあまり期待はできない。勝手にイメージしていた羊蹄のイメージがかなり悪くなったのは事実。

時々、雲が切れ、青い空が見え隠れするようになった。

「お~お、来たか?」

「晴れろ~!」

 

すっかり雲は切れたが、強風となる。強風故に雲を押し流したのだろうが・・・下の暖かさと打って変わって、めちゃめちゃ寒くなって来た。もうすでに指がやられそうだ。

 

タカシはシールで粘ったが、自分とタツは早々に爪で板を担いだ。

 

 

晴れで素晴らしい雲海だが、強風、爆風には参った。時より停滞を余儀なくされる。

 

やっとの思いで外輪に上がる、もうすっ飛ばされそうな爆風だ。

「どうする?どうする?」

正直タツに、「この斜面を下りるなら、自分はしばらく羊蹄には来ないだろう・・・記念にピークの標柱を見て帰ろうぜ!」と伝えた。

『そうだな、標柱を見て写真撮って帰ろう』とタツも。

 

外輪をピークに向かって進む。見たかったお鉢も見えず、覗けば顔がやられそうなくらいだ。

ピークに到着すると、いくらかは穏やかに感じた。

写真を撮ろうとすると、一人の男性が「撮りましょうか?」と声をかけてくれた。初めての3人での写真を撮ってもらった。

 

 

とにかく休みたかった。指を回復させたかった。ピーク下の風の当たらないところに移動すると、

 

その男性が「もしかして?・・・」と、自分のことをわかってくれた。いろいろ話をして、ふと、「自分は羊蹄初なんですけど、なんだか羊蹄が嫌いになりそうです。目の前に素晴らしい斜面があるのに、また京極に戻って、こちこちのボコボコを帰ると思うと・・・」と漏らしてしまった。そうなのだ、目の前の斜面を喜茂別から登ってきている人たちはシールでピークまで来ているのだ。それぐらい目の前の斜面はおいしそうなのだ。京極とは天と地ほどの差があった。

 

するとその男性(後でお名前をお聞きする)S氏が「せっかく初めて羊蹄に来てもらって嫌いになるのはかわいそうだ、ここを一緒に落としましょう」「帰りは車で京極まで送ります」と言ってくれたのだ。なんともありがたい話だ。みんなで好意に甘えることにした。ほんとにS氏に感謝!感謝!

 

正直、素晴らしい斜面を後にして、コチコチ、ボコボコ、密ツリーの京極を帰ったなら、もう羊蹄には来ないと思ったかもしれない。

羊蹄にばかり通うというS氏の羊蹄愛が自分たちを救ってくれた思いだ。ほんとにありがとう!

 

S氏に先導されて滑った「喜茂別コース」例年よりは雪が少ないとはいえ、素晴らしく、気持ちのいい斜面だった。

ピークにいたもう一人のBCボーダーは、チトカニであった人だったこともわかった。

 

 

 

斜面を滑り下りて振り返る。

 

終わって見れば、結果オーライ。充実した日、記念すべき羊蹄初ライドになった。

とにかくS氏に感謝。こんな親切な人が世の中にいるんです!この日ほど、なんだかんだと言われながらも、ブログを続けてきて良かったと思った日はなかった。ちゃんと見てくれている人がいたんです。ただそれだけで、こんなに親切にしてくれる人がいるんです。ほんとにうれしかった。そして嫌いになりそうになっていた羊蹄が大好きになりました。

 

帰りに京極温泉によると、kashimasaとnyakaにも久しぶりにあった。彼らは京極を自分たちの後に登って来ていたらしい。

 

初めて来た地で、いろいろ繋がった人たちに会い、新しい素晴らしい出会いもあり、忘れられない1日になった。

最後に往復運転してくれたタカシありがとう。悪いけどまた頼むね・・・

 

それでは

 



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2 コメント

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Unknown (sです。)
2019-01-10 15:00:55
羊蹄ではどこの誰かも分からないお誘いに便乗して頂きまして有難う御座いました! まさかの出会いでビックリしました。 それもあんな天気を当てて、満喫してもらえて良かったです^_^
それにしても、あのカメラの動画凄いです!ドローンの空撮みたいです👀 又、羊蹄のピークでお待ちしてます 笑
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Re:Unknown (ウッチャン)
2019-01-10 20:34:20
その節は本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
最高の思い出になりました。

また羊蹄に行ってみたいと思います。
またお会いしたいですね。

それではお気をつけて!
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