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時の関守

たましいの力 (12)

この世はじまりのとき、たましいは、神と一心同体となって、私たち人間の創造に力を尽くした。(と神話では語られています。)
ですから、いつでも人間(ひと)は、神の心と一つになって、たましいという自分の本質に、気づくことができるはずです。

人間が、そしてこの世界が存在するための力。
循環する力について、最後に考えてみます。

地球上に、生命及び、人類が誕生してから、どれくらいの年月がたっているのでしょう。
地球が誕生したのは、35億年ぐらい前だそうです。
その後、(いろいろ説はあるかと思いますが)生命というものが、本当の意味で、人類にまで進化する契機(けいき)となる、生命史の出来事があります。
それが、ほぼ10億年前になります。

ただ単に、生命の材料でしかなかったものから、現在の人類というものに進化するまで、最低10億年かかっているわけです。
生命が誕生し、人類となるまで長い年月が必要なのですね。
その間、地球上では、安定した環境、そして、一番大事なのは、空気、水、熱が安定して供給されることが必要です。

神がこの世界で、物質としてあらわれた(一番わかりやすい)姿こそ、火、水、風なのだと思います。
なぜなら、人間が作りえないものだからです。

人間の体内に必要な火、水、風は、恵みとして体内に取り入れることはできますが、人間が自分の力で造りだしているわけではありません。
人類、地球が必要とする火(熱)は、太陽に依存していますし、水、風などは、地球がもつ、循環し、浄化するシステムなしには、一瞬たりとも存在できません。
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