そして、次にミーシャのエブリシングが流れてきました。
パーソナリティのかたが、歌、歌詞、演奏のすべてがそろって、(かなり昔の曲なのに色あせない)名曲ですね、と言ってました。
昔よく聴いてましたが、あらためていい曲だなぁと思いました。
この曲が主題歌のドラマがありましたよね。
思い出せなくて、調べてみました。
「やまとなでしこ」というタイトルで、主役が松嶋菜々子さん。
ストーリーは単純ですが、そのぶん、わかりやすくて、力強いメッセージがあった気がします。(私ぐらいの年代だと、なつかしいのではないでしょうか。)
美貌で、ハイスペックな主人公(松嶋菜々子)ですが、ボロアパートに住みながら、玉の輿(こし)をねらう超リアリストです。
そんな女性が、最後には真実の愛にめざめるというストーリーですが、あるといえばあるし、ないといえばないのかもしれませんね。
愛という錯覚と、そして、現実の生活は何十年と続くので、愛という精神性を維持していくのには、かなり無理があります。
まして、完璧な人間は現実にはいませんので、少なからず失望したり、欠点が目につくはずです。
じゃあ、だからといって、物質的豊さだけで、人生を生きていけるのかというと、それも疑問ですね。
「やまとなでしこ」が、共感を呼んだのは、どちらに軸足をおくかというよりも、揺れ動く私たちの現実と、でも、どちらにも(ある意味)180度変わりうる私たちの現実を描いていたからなのだと思います。