0歳の記憶
子供の頃虐待を受け、今も後遺症に苦しんでいるかたが、すこしの間、住むこととなりました。ある時、話のなかで、...
たましいの絆
私の中で、たましいの絆というか、深い縁のようなものを意識した最初のきっかけは、平凡ですが妻との出会いです。妻と出会ってから、三年の月日が立ち、様々な事情や私の未熟さもありました。2...
たましいの絆 2 「君は一度も奥さんのことほめなかったね。」
忘れられない、先生との出会いもありました。若い頃、ある先生の講演に、運転手として、付き添いました。ほぼ2日間ほど、ご一緒させていただき、特に車の中では、先生と二人きりで、親しく話し...
たましいの絆 3 母の記憶(1)清水の舞台から飛び降りたつもりで…
その人の人生の、かなりの部分を知っているはずなのに記憶を呼び覚ますとたましいに刻まれるような、鮮烈な部分しか残っていなかったことに気づかされます。私が中学三年のとき、母が...
たましいの絆 3 母の記憶(2)天からの贈りもの
私が4~5歳くらいのことです。2歳上の姉がその場にいませんでしたので、姉は小学校に行っていたのだと思います。私たちが住んでいたアパートに、一人の中年の女性が訪れました。話しの内容を...
60年生きてきて一番心に残った話し
私は、本がないと生活できないほうなのですが、60年以上生きてきて、とても心に残った文章があります。とても短い文章です。作者は当時、突発性難聴を発症し、その病気が難病であること、3分...
先輩の生と死(1) 亡き人が、今、生きる
私のところに一時、居ることになった方が、今日、新しいアパートに移ることになりました。半年ほど住んで、次また移る予定ですが、新たな出発に立ち会うというものは、気持ちが浮き立つものです...
先輩の生と死(2) 亡き人が、今、生きる
真相がわかったのは、お葬式に参列したときのことでした。たまに話をする職場の学生がいて、一緒に参列したいとのことですので、同行しました。その途中のことです。その学生は、言いにくそうに...