豊島区報道発表
http://www.city.toshima.lg.jp/koho/hodo/028690.html
トキワ荘関連事業マンガ寄附の受付を開始
ふるさと寄附金制度を活用
報道発表日:平成24年12月11日
問い合わせ:化観光課 電話03-3981-1316
11日、豊島区は、ふるさと寄附金制度を活用した「トキワ荘関連事業マンガ寄附」の受付を開始した。「トキワ荘」の記憶と文化を継承していくため、全国のマンガファンに協力をお願いすることが狙い。
トキワ荘は、手塚治虫、藤子不二雄(A)、藤子・F・不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫など日本を代表するマンガ家が住んでいたアパート。かつて豊島区椎名町(現在の南長崎3丁目)にあり、現代マンガ文化の発祥の地となっている。アパートは昭和57年に取り壊され、現在は民間会社の社屋が建っているが、本年4月、跡地モニュメントが完成している。
かねてから地元住民は、トキワ荘でのマンガ家たちの活動を地域文化として継承するとともに、文化資源として全国に発信し、地域活性化を図ろうと、さまざまな取り組みを行ってきた。平成21年4月には、跡地近くの区立南長崎花咲公園に記念碑「トキワ荘のヒーローたち」を設置。ガイドブックや散策マップも作成してきた。現在も「トキワ荘通り協働プロジェクト協議会」では、トキワ荘の隣にあった現存するアパート「紫雲荘」でマンガ家を目指す若者を応援する「紫雲荘活用プロジェクト」を展開している。紫雲荘はトキワ荘では手狭になった赤塚不二夫が仕事場兼寝室として利用したトキワ荘当時を偲ばせるアパート。
記念碑設置後、多くのファンが跡地周辺を訪れるようになってきている。そこで、区は来年度、訪れたファンが休憩したり、トキワ荘の資料などを見られる「お休み処」の整備を計画している。
寄附金は、この「お休み処」の運営資金に充てられる。寄附は、文化観光課が配布するチラシに付属する郵便振込用紙にて振り込んでもらう。
区では、寄附に協力してくれた方の氏名をホームページで公表する(希望者のみ)。なお、寄附については、個人の場合には豊島区への寄附として税制上の優遇措置が受けられ、法人の場合には寄附金額の全額を損金に算入できる。
区担当者は「トキワ荘のマンガ文化は、日本の財産です。全国のファンの協力を得て、トキワ荘のマンガ文化を一緒に守り、内外に発信していければと思う。」と寄附を呼び掛けている。
注意)正しくは手塚治虫氏の「塚」は旧字体、藤子不二雄(A)氏のAは丸囲みで表記。

記念碑「トキワ荘のヒーローたち」

跡地モニュメント