おちょこな日々

「器の小さき事、御猪口の如し」 器の小さいおちょこ床宗の日記です 

腕時計(7)  SEIKO マリンマスター SBBN029(限定モデル)

2015年07月10日 | 時計

今年はSEIKOから国産初のダイバーズウォッチが発売されて50年になるそうです。そこでSEIKOから次々と国産ダイバーズ50周年記念モデルなるものが発売されています。記念モデルは当然ながら限定品。限定品は男として買わなければならない!という事で後先考えずポチッとクリックしてしまいました。

やって来たのは、1000mの飽和潜水まで対応しているマリンマスターSBBN029、通称プラチナオーシャン。世界限定700個です。SBBN013の後継機種で針と文字盤のデザインが一新され、SBDB009と同じデザインの針となりました。個人的にはこちらのデザインの方が見やすいので歓迎ですが、問題はベルトの色と外胴のメタリック… 

限定モデルなのでグズグズしていると売切れになってしまうのでは?と思い、現物を見ずに予約で購入したら、HPの写真と現物との違いに愕然…

限定モデルの売りであるサーメットの使用により可能となった、メタリックの外胴がなんとも安っぽい… しかもベルトの色も微妙な色合いで…

23万円もするとは思えない安っぽさです(涙)

相変わらずサイズが大きく「大人の妖怪ウォッチ」ですが、シリコンバンドのおかげでSBBN013より付け心地は良いです。

クォーツなので1000m防水の割には厚さも薄く押さえられていますが、腕に乗ってる感はあります。それにしてもこのメタリック外胴と何とも微妙なグレー系のシリコンバンドが… これで23万円か…

期待と勢いで買ってしまったのですが、やっちまった感、有り有りです。しかもこのモデルは人気がないらしく、限定モデルなのに発売日になっても普通に量販店で売っています。この先も限定モデルは売れ残り、どちらかと言えば普通のモデルの方が品薄になるような気がします。

失敗しました… 高い買い物はちゃんと現物を見て買わないと後悔しますね。


腕時計(6)  SEIKO マリンマスター SBDB009

2015年03月29日 | 時計

立て続けに時計を買ってしまいました…

購入したのはSEIKOマリンマスターSBDB009。スプリングドライブ搭載のダイバーズウォッチです。

この時計、発売以来非常に人気ですぐに品切れになってしまいます。そこで予約をしていたら、なんと自分の誕生日に入荷となりました。何か運命的な物を感じます(笑)

昨年購入したSBDB005以来すっかりSEIKO独自のムーブメント「スプリングドライブ」に魅せられてしまいました。機械式でありながらクォーツ並の正確さとスイープ運針が良いんですよね。

このSBDB009は耐圧深度が600mとSBBN013より劣りますが、スプリングドライブ搭載のため、随分と厚くなっています。また重量も増えていますが、フジツボのような形状とシリコンバンドのおかげで、装着感は非常に良くなっています。

今までの外胴ダイバーから針のデザインが一新され、スマートな物になっています。好みによりますが個人的にはこちらのデザインの方が見やすくて好きです。ルミブライトもてんこ盛りで、暗闇で良く光ります。

実売価格28万円と外胴ダイバーの中では最上位機種だけあって細部の作り込みが良く高級感があります。また回転ベゼルも金属で光沢がありこちらも高級感を醸し出しています。外胴パーツはセラミックではなくブライトチタンにDLC加工されたもの。まぁ、メッキなのでぶつけると剥げてきそうですが、独特の色合いと光沢感は銃器のような感じがして私は好きです。

丘ダイバーの私にとっては完全なオーバースペックですが、SBBN013同様、長く使っていけそうな感じです。


腕時計(5)  SEIKO マリンマスター SBBN013

2015年03月21日 | 時計

昨年夏のダイバーズウォッチ購入計画時に候補として上がったSEIKOのマリンマスターSBBN013をようやく購入しました。

外胴ダイバーと呼ばれ、独特のフォルムで人気があるSEIKOのダイバーズウォッチです。人気があるようですが、街で付けている人をほとんど見たことがありませんので、やはり潜る人専用なのでしょうね。そういえばヨドバシの店員さんは「特殊時計です」と言ってました…。

この時計、飽和潜水に対応したプロ用のダイバーズウォッチでその耐圧深度は1000m。最近、シブヤン海で沈没した戦艦武蔵が発見され話題となりましたが、その沈没地点が約1000mなので、そこまで潜れるということです。しかもSEIKOのHPによるとJAMSTECの「かいこう7000Ⅱ」に取り付けた実験では3284mまで潜れたそうです。なんとも恐ろしい時計です。

プロダイバー用の時計のため、太い針が採用されており視認性は抜群です。但し、分針のお尻が長くなっているので、時針と分針が一直線になると時針がかなり隠れてしまい、戸惑うことがあります。この辺は慣れかもしれませんけど、丘ダイバーの私にとってはちょっと見にくいと感じた部分です。

腕に付けるとこの大きさ! 「大人の妖怪ウォッチ」なんて言われてます。

でもこの「プロの道具」感が強烈に出ていて好きなモデルです。14万円もする時計ですが、長く安心して使っていけそうですので、満足度は高いと思います。これからアウトドアのお供として活躍してもらう予定です。


懐中時計(1)  SEIKO 鉄道時計 SVBR001

2015年03月04日 | 時計

SEIKOが誇るロングセラーの懐中時計をご存じでしょうか?

その名は「鉄道時計」。鉄道の運転席に鎮座している、あの大きな懐中時計です。正確で視認性が良く、シンプルで普遍的なデザインは今も人気の懐中時計です。

購入したのは昨年の5月。机上で使う置き時計で何か小洒落た物はないかと探していて、思いついたのが、このSEIKOの鉄道時計でした。

置き台を使用していないので、そのまま机の上に置くとちょっと見にくい時がありますが、それでも一発で時刻が分かる視認性の良さは、さすが鉄道用です。こんな良い時計が実売価格16,800円とは驚きです!

鉄道会社で使用されている物は裏に会社名などが刻印されていますが、市販用なのでキレイなままです。

材質は真鍮のクロームメッキですので、使い込んでいくとメッキが剥がれ、真鍮の地金が見えてきます。でもそれがなかなか味があって良いものです。

誇らしげな「MADE IN JAPAN」の刻印。ムーブメントはCal.7C21。信頼性抜群のダイバーズウォッチ用ムーブメントをベースにした物で、電池寿命は10年もあります。

SEIKOのホームページを見たら、このSVBR001はすでに生産終了となっており、昨年の秋にモデルチェンジしていました。モデルチェンジと言ってもムーブメントやデザインは全く同じで、ケースの材質がステンレスの無垢に変更となっただけ。無垢なのでメッキが剥げることはありませんが、その変更だけで実売価格22,000円への値上げはちょっと辛いです。

それでも満足度の非常に高い一品であることには間違いありません。


腕時計(4)  SEIKO ランドマスター SBCW009大場満郎モデル

2014年09月18日 | 時計

今から2ヶ月ほど前の事。たまたま入った中古の時計屋さんで偶然発見したのが、この時計です。

以前、紹介したランドマスターの前のモデル。しかも限定モデルです。

これは冒険家、大場満郎氏による北極海単独徒歩横断成功を記念して発売された物で、徒歩横断距離1877㎞にちなんで1877個限定で1997年に発売された「トランスポーラーアドベンチャー」。通称「大場モデル」や「北極モデル」などと呼ばれている時計です。

日常で使われていた中古のようでベルトやベゼルには細かい傷が無数に入っていますが、状態はそれほど悪くありません。ただし洗浄していないためか、汚れて非常に汚い状態でしたのでお値段は破格の29,800円。家で洗ったらけっこうキレイになったのでお値段を含めて大満足です。

しばらく使っていましたが、発電した電力を貯める二次電池がどうも劣化しているようなのでオーバーホールを実施。1ヶ月ぶりに帰ってきたところです。さすがにオーバーホール直後なので快適そのものです。

この時計、なんとも言えないブルーの色が非常にキレイです。それに文字盤には北極海の地図が描かれ、大場満郎氏が徒歩横断をした時のスタート地点とゴール地点もマークされており、冒険魂がくすぐられます。(ちなみに針の中心が北極点になっています)

しかし文字盤に地図が描かれているせいで見にくい… 針も細いうえピカピカ光るのでこれまた見にくい… これを冒険に持って行ったら、なかなか時間が読めなくて凍傷になってしまいそう… あくまでも「冒険成功」を「記念」した時計ですね。

でもバックボーンはしっかりしているので、厳しい仕事が予想され、気持ちを奮い立たせる必要がある時などにお守り代わりに付けて行ってます。これがけっこう効くんですよ!