おちょこな日々

「器の小さき事、御猪口の如し」 器の小さいおちょこ床宗の日記です 

CROSS クラシックセンチュリー スターリングシルバー TIFFANY

2016年02月28日 | メカニカルペンシル

CROSSを代表するモデルであるクラシックセンチュリーのペンシルです。材質はスターリングシルバーでちょっとだけ贅沢なモデルです。

芯の太さが0.9mmで回転繰り出し式の古いタイプですが、この機構が好きでクロームのモデルを長年愛用してきました。このシンプルな構造の回転繰り出し式はノック式と違い、芯の長さを自分の好きな長さに微調整できるところが気に入っています。

ところが芯の太さが0.5mmに変更になった時に機構もツイスト式に変更となり、回転繰り出し式は無くなってしまったのです。(現在は0.7mmのツイスト式です)

そこで壊れても困らないようにと、予備用の0.9mmペンシルを骨董市などで探しているのですが、その時にたまたま見つけたのがこのペンシルです。

このペンシルの珍しいところはTIFFANYの刻印が入っているところ。これはWネームと呼ばれている珍しいモデルです。ROLEXとTIFFANYのWネームは有名ですが、CROSSにもWネームがあったのは知りませんでした。

Wネームのモデルは価格が高くなる傾向にあるのですが、このペンシルも素材がスターリングシルバーなのと相まって通常よりも少し高め。ずっと「テファニー」と言ってる店主と交渉し、なんとか予算内の値段に値引きしてもらい、めでたく購入することができました。

クロームよりも重量があるためかバランスが良く、予備用にと購入したのに、今ではメインで使っています。


モンブラン ボエム ノワール 0.9mmぺンシル

2016年02月11日 | メカニカルペンシル

モンブラン、「ボエム」シリーズのメカニカルペンシルです。モンブランを初めて新品購入しました。ちょっと嬉しいです!

ボエムシリーズは高級路線をひた走る現在のモンブランを象徴するようなシリーズです。クリップ部分にアクセサリーストーンを付けて、おしゃれ感をUPさせているそうですが、正直そんな物はいらないのでその分、安くして欲しいです。

おしゃれ感UPはどうでも良いのですが、小さめのサイズとずんぐりとした形状が気に入り、前々から狙っていたのですが値段が高くて躊躇していました。ところがカタログ落ちしたのか、正月セールなのかは分かりませんが、正月休み中にぶらりと入った文具店で安くなっているのを発見し、思わず購入です。

芯の太さは0.9mm。普通に使う場合は太めですが、メモ書きする時などにはちょうど良い太さです。そのサイズと形状からポケットなどに入れても携帯しやすいので、キズなどを気にしない男気を出せれば、抜群に使いやすいです。

難点はノック式ではなくツイスト式な事。サイズが小さいので慣れれば片手で芯を出す事はできますが、やはりノック式の方が使いやすいと思います。この辺はデザインとも密接に関わってくるので難しいと思いますが、個人的には少し残念な点だと思います。

ところが、「買ったけど使ってないからあげるよ」と立て続けに2人の知人からありがたい申し出があり、現在3本となりました。しかも同じ物。もう少し早く頂戴できれば…なんて思ったりしています。この3本で一眼のデジカメが買えると思うと、モンブラン恐ろしいです。

このペンシルを購入してから商談中のメモ書きなどに使用しているのですが、「おっ!モンブランですか」とか「面白い形をしていますね」などと声をかけられる事が多く、その話題で話が盛り上がり、スムーズに商談が進む事が多々ありました。高かったけど、なかなか良い買い物をしたように思います。


懐中時計(3)  SEIKO 鉄道時計 別注品

2016年02月09日 | 時計

リサイクルショップの店頭でまたもや珍しい懐中時計を見つけてしまいました。

ケースデザインやサイズはSEIKOの現行鉄道時計と同じですが、文字盤は見たことがないデザイン。「なんだこれは!」と思い見せてもらうと、どうやらSEIKOにオリジナルデザインで発注した別注品の鉄道時計らしく、何とも言えないレトロな感じの文字盤が良い味を出していました。この文字盤のデザインに惹かれて思わず購入。お値段、1万円です…。

現行品とは違い、ちょっとレトロな感じの数字のデザインが非常に気に入りました。本体の状態は傷も少なく、なかなか良い状態だったのですが、風防は傷だらけでした。そのためポリウォッチで丁寧に磨いてみたら、小傷が随分と消え見やすくキレイな状態に! プラ風防の小傷にはポリウォッチがお薦めです!

針は懐かしいブルースチールの様な青色。長針と短針は昔の針のように少し湾曲した質感の高いタイプのデザインとなっています。また画像では分かりにくいですが、文字盤中央部分は波模様のデザインが入っています。日に当たる場所に置かれていたのか、文字盤には少しヤケが見られますが、これがまた良い感じです。

裏面にはこの時計の発注元の手がかりとなる刻印がありました。調べてみると東京に本社があるリネン関係などを取り扱っている繊維商社、(株)廣瀬商会が創業100周年の記念として2005年に作った懐中時計である事が分かりました。記念品として関係者に配られた物の一つが何らかの事情で売却され、リサイクルショップに流れ付いた物だと思われます。ちなみにムーブメントは現行と同じクオーツの7C21で精度は申し分ありません。強化耐磁性能もあり磁力にも強いです。

レトロなデザインの文字盤でありながら、非常に正確な時を刻むこの懐中時計は、私が所有するクオーツ懐中時計の中で一番のお気に入りとなり、無くてはならない時計として愛用しています。廣瀬商会とは全く縁もゆかりもない者が偶然手に入れて愛用しているとは、不思議な巡り合わせですね。