おちょこな日々

「器の小さき事、御猪口の如し」 器の小さいおちょこ床宗の日記です 

腕時計(9)  SEIKO マリンマスター SBBN025

2016年06月05日 | 時計

昨年夏、SEIKOマリンマスターの1000m防水モデルがリニューアルされ、それを記念して限定モデルが発売されました。その限定モデルを現物も見ず、勢いで予約購入して、激しく後悔…。

あれから約一年…。ようやく満を持して通常モデルを購入しました。

でもふと立ち寄ったアウトレットモールで偶然見つけ、その安さにこれまた勢いで買ってしまったのですが。

 限定モデルと違い、こちらは正統派の真っ黒! 「プロの道具」という感じがしてサイコーです。やっぱりマリンマスターは黒です!

外胴を含め、すべて黒だと引き締まった感じがします。また全体が黒だとリニューアルされた針と相まって、時間が非常に読みやすいです。

プロの道具としての信頼性と耐久性に時間の読みやすさ。時計としてこのSBBN025は個人的には最高だと思います。これから夏場を中心に長く活躍してくれそうです。


懐中時計(3)  SEIKO 鉄道時計 別注品

2016年02月09日 | 時計

リサイクルショップの店頭でまたもや珍しい懐中時計を見つけてしまいました。

ケースデザインやサイズはSEIKOの現行鉄道時計と同じですが、文字盤は見たことがないデザイン。「なんだこれは!」と思い見せてもらうと、どうやらSEIKOにオリジナルデザインで発注した別注品の鉄道時計らしく、何とも言えないレトロな感じの文字盤が良い味を出していました。この文字盤のデザインに惹かれて思わず購入。お値段、1万円です…。

現行品とは違い、ちょっとレトロな感じの数字のデザインが非常に気に入りました。本体の状態は傷も少なく、なかなか良い状態だったのですが、風防は傷だらけでした。そのためポリウォッチで丁寧に磨いてみたら、小傷が随分と消え見やすくキレイな状態に! プラ風防の小傷にはポリウォッチがお薦めです!

針は懐かしいブルースチールの様な青色。長針と短針は昔の針のように少し湾曲した質感の高いタイプのデザインとなっています。また画像では分かりにくいですが、文字盤中央部分は波模様のデザインが入っています。日に当たる場所に置かれていたのか、文字盤には少しヤケが見られますが、これがまた良い感じです。

裏面にはこの時計の発注元の手がかりとなる刻印がありました。調べてみると東京に本社があるリネン関係などを取り扱っている繊維商社、(株)廣瀬商会が創業100周年の記念として2005年に作った懐中時計である事が分かりました。記念品として関係者に配られた物の一つが何らかの事情で売却され、リサイクルショップに流れ付いた物だと思われます。ちなみにムーブメントは現行と同じクオーツの7C21で精度は申し分ありません。強化耐磁性能もあり磁力にも強いです。

レトロなデザインの文字盤でありながら、非常に正確な時を刻むこの懐中時計は、私が所有するクオーツ懐中時計の中で一番のお気に入りとなり、無くてはならない時計として愛用しています。廣瀬商会とは全く縁もゆかりもない者が偶然手に入れて愛用しているとは、不思議な巡り合わせですね。


腕時計(9)  ROLEX EXPLOER1 ref.114270

2015年12月15日 | 時計

ついに買いました。初ロレックスです。

時計をいろいろ買い出すと、とりあえず1本は欲しくなるロレックス。その誘惑に負けてしまい、思い切って購入してしまいました。

初ロレックスに選んだのはシンプルで長く使えそうなデザインのエクスプローラー1。それも現行品ではなく一つ前のモデルであるref.114270です。このモデルは現行品より小ぶりな36㎜サイズで、そこが気に入り購入しました。生産終了モデルにもかかわらず未だに人気があり、高年式の中古品は相場が徐々に上がってきています。

そんな時、運良く(?)オーバーホール済みで状態も非常に良いM品番の個体が、設定した予算内の488,000円で出ているのを発見! 三日三晩、悩み抜いて… 決断しました。数年前ならもっと安かったのに… さすがに高いぜ、ロレックス!

初めての本格的な機械式腕時計ということで、扱いにちょっと不安がありましたが、デイト無しのシンプルな構造と、頑丈なロレックスのおかげで、思っていたよりも簡単に扱えます。

いつも大きめの時計ばかり付けているので、非常に小さく感じますけど、視認性、付け心地ともになかなか良いです。案外これぐらいのサイズがちょうど良いのかもしれません。精度はオーバーホール直後ということもあり、平置き状態で日差+6秒。さすがにこのクラスになると精度が違います。

紙製の外箱には大きなクラウンマーク! ロレックス、全面に出ています!

プラ製の化粧箱も凝った感じが所有する喜びを高めてくれます。

中古品ですが、付属品はフル装備です。

そしてリューズにもクラウンマーク! ロレックス、なかなかやります!

今はピカピカ光っていて、ちょっと浮いたような感じになっていますが、これから傷を気にせずガンガン使って、自分だけの味のある一本にしていきたいと思います。

とりあえず、ロレックスの端っこまでたどり着いたので、しばらくは腕時計からは離れそうです。でもまた舞い戻ってきて、集め出すんだろうなぁ~


懐中時計(2)  SEIKO 鉄道時計 蓄光文字盤

2015年12月06日 | 時計

昨年5月に現行のSEIKO鉄道時計を購入してから、懐中時計の魅力に取り憑かれてしまいました。

それからは骨董市や古道具屋などで懐中時計を見かけると、つい購入してしまうようになり、気が付けばそこそこの数に… そんな訳でこれからちょくちょくとコレクションを紹介していこうと思います。完全なる自己満足の世界ですが、お付き合いくださいませ。 

ちなみに私が集めている物はSEIKOの鉄道時計と言われているタイプの懐中時計。それも鉄道会社からの払い下げ品ではなく一般用で、裏面に鉄道会社の刻印などが入っていない物です。鉄道マニアの方々は裏に珍しい刻印が入っている物を集めておられるようで、刻印によっては同じタイプの懐中時計なのに価格が倍近くになったりしています。私は鉄道には詳しくないので、刻印に関してはよく分かりませんが、収集家の気持ちは良く分かります(苦笑)

今回の物はリサイクルショップで見つけた文字盤が全面蓄光になっている珍しいタイプです。箱はありませんでしたが、保護フィルムが貼られたままの新同品で、確か20,000円だったと思います。ちょっと割高ですね。

ムーブメントは現行と同じ7C21のクオーツでデザイン等も同じですが、文字盤が蓄光になっており、暗いところでは文字盤全面が光ります。 懐中時計は暗いところでは見にくいので、蓄光の文字盤があったら便利だなぁ~ なんて思っていたら、偶然この時計を発見しました。

ただこのタイプは私の知る限りでは一般に販売されていないようで、詳しい事は全く分かりません。色々調べてみると、裏に「JR東海」の刻印が入っている払い下げ品が少量出回っているようなので、少なくともJR東海は、このタイプの懐中時計をSEIKOに発注しているようです。暗い場所での運転や作業には便利ですもんね。

文字盤の蓄光はSEIKOが誇るルミブライトなのかは分かりませんが、とにかくよく光ります。電気を消した暗い部屋の中でこれだけが、ぼぉ~っと光っているのを見るとちょっと怖いです。

新同品で買ったはずなのに、しばらく使っていると時刻修正時に秒針まで一緒に動いてしまう故障が発生したため、懐中時計を幅広く取り扱っている時計屋さんに持って行ったら、その時計屋さんもこのタイプは初めて見たらしく、非常に欲しがっていました。

この時計がどういう経緯で製造され、どういう経緯でリサイクルショップに流れ着いたのか(それも新同品の状態で)謎ですが、今では修理も完了し、快調に時を刻んでいます。


腕時計(8)  SEIKO マリンマスター SBDB001

2015年09月19日 | 時計

 勢いでSEIKOマリンマスターSBDB001を購入してしまいました。全く反省していないです…

マリンマスターSDBD001は今からちょうど10年前、国産ダイバーズ40周年の記念の年に発売された600m飽和潜水に対応したダイバーズウォッチです。ムーブメントにはSEIKOが誇るGMT機能付のスプリングドライブを搭載し、当時は理想的な究極ダイバーズと宣伝されていた、マリンマスターのレギュラー・ラインナップ最上位モデルです。

究極ダイバースのSBDB001も発売から10年も経っていますのでこの夏、SBDB011にモデルチェンジされました。ところがデザインは全く同じ。変わったところはルミブライトが向上し暗所での視認性が向上した事と、ケースの材質がブライトチタンから純チタンへとダウングレードした事。材質がダウングレードしたのに定価は上がり、割引率は低くなったので、実売価格で6万円ほど高くなり40万オーバーになってしまいました。

そうなると旧モデルのSBDB001の実売価格34万円が急にお買い得(?)に思えてきて、しかも同じ事を考えている人が多かったのか急に在庫がなくなってきて、ちょっと焦ってしまいました。そんな時、幸か不幸か、たまたま近くの某家電量販店に在庫が残っていたので勢いで買ってしまったわけです。

さすがに最上位機種だけあって細部の作り込みが丁寧で高級感があります。「のこ刃」型の回転ベゼルも操作しやすいです。GMTの針が白なので見間違うかと心配しましたがすぐに慣れ、案外見間違う事はありません。ちなみにGMTの針にはルミブライトが塗布されていませんので、暗所では時針と分針しか見えません。

耐久性を高めるため、厚さ4ミリのサファイアガラスが採用されています。そのためケースサイズの厚みが17ミリと、かなり厚みがある時計ですが、デザインで薄く見せる工夫がされています。

サイズは大きめで分厚いですが、チタン製のため思った以上に軽く、付け心地はかなり良いです。

左からSBDB009、SBDB001、SBDB005。結局、SEIKO・PROSPEXシリーズのスプリングドライブ搭載3機種すべてを購入してしまいました。しかし夏のモデルチェンジによりこれらはすべて型落ち機種に… でも新機種はデザインが全く同じ。何だか複雑です…

でもこのSBDB001は買って良かった! 腕の形状に合っていたのか付け心地は良く、何より時間を確認するのが楽しくなる時計です。耐久性を誇るプロ用ダイバーズウォッチなので、これから長く愛用できそうです。