おちょこな日々

「器の小さき事、御猪口の如し」 器の小さいおちょこ床宗の日記です 

8月になりました。

2015年08月03日 | 書籍

8月になりました。

今年は戦後70年目の節目の年。そのため夏頃から戦争関連書籍が次々と発売されています。とりあえず文庫本を中心に片っ端から購入し読みふけっています。

この三部作は生々しい証言が戦争の真実を語りかけてきます。

こちらも証言物ですが「最後の証言」とは違い、戦後まもなくの古い証言が主体となっています。

実に色々な切り口からあの戦争が語られています。

原爆関連の本も多数あります。その中でも原爆投下を事前に察知した事実を追った「原爆投下 黙殺された極秘情報」は読み応えがありました。

戦争関連の漫画も発売されています。こう言っては何ですが、「零戦少年」は予想に反し、心に響く良い作品でした。これはこの夏のおすすめです!


8月に読んだ本

2014年08月31日 | 書籍

8月が終わろうとしています。

関心が薄れ、戦争記憶の風化が危惧されていますが、8月はやはり戦争関連の本が多く発売されます。今年も色々な本が発売されましたが、その中でこの8月に読んだ本を紹介させていただきます。

まずは「特攻の真意」。

“特攻隊生みの親”と言われている大西瀧治郎海軍中将を軸に神風特別攻撃隊結成の経緯とその後の特攻作戦について書かれています。断片的ですが似た話を色々な本から読んだ事があるので、私にとってはさして目新しい事はありませんでしたが、海軍の航空機による特攻について作戦の初期段階から関わった当事者たちが語っているのは貴重です。けっこう読みやすい本なので一気に読むことができました。

 

次は「ヒロシマはどう記録されたか(上下巻)」。

原爆が投下された当日とその後、爆心地に入り、現場で取材しようとした記者たちの記録です。あの日、爆心地で何が起こっていたのかが取材する記者の目線で生々しく語られています。また原爆投下当日に爆心地で撮影された貴重な写真についてのエピソードや「特殊爆弾」の正体を解明するため現地に乗り込んだ科学者たちの話なども書かれており、少し違った角度からも原爆について知る事ができます。

以上、私がこの夏に読んだ本でした。興味がありましたら、是非読んでみてください。


台風の日

2014年08月10日 | 書籍

久しぶりに台風が大阪にやって来ました。

直撃ではありませんでしたが、けっこう接近したので凄い風と雨。そんな悪天候でしたが仕事が立て込んでいたので、休日出勤です。

でもさすがに一日中仕事をする気にはなれないので、午後の早い時間に仕事を切り上げ、散髪やら万年筆のペン先調整やらを… で、その途中で見つけたのがこの本です。

「孤独のグルメ」初の公式ガイドブックだそうです。

漫画の時からのファンだったら当然買いでしょう!と購入してみましたが、中身は普通のグルメ本のような感じで、少々ガッカリ…

やはり「孤独のグルメ」は漫画であれ、ドラマであれ、五郎さんがいないとダメですね。


8月に読む本

2014年08月01日 | 書籍

8月となりました。

8月になると読む本があります。

半藤一利著、「日本のいちばん長い日」です。

昭和20年8月14日正午から翌8月15日の正午までの24時間を膨大な取材と証言を基に1時間刻みで克明に再現したノンフィクションです。

建国以来初めてとなる敗戦に直面したあの時、何が起こり、何が起きなかったのか。その時、関係者たちは何を思い、何を決断したのか。日本の大転換期となったあの日、何があったのかを知るのにはお薦めの一冊だと思います。

8月6日、8月9日、8月15日。8月には日本人が決して忘れてはいけない日があります。この8月だけは少しだけ戦争と平和について考えてみるのも良いと思います。