おちょこな日々

「器の小さき事、御猪口の如し」 器の小さいおちょこ床宗の日記です 

白洲次郎を訪ねて

2015年01月25日 | お出かけ

白洲次郎をご存じでしょうか?

吉田茂の側近としてGHQと渡り合い、新憲法制定、経済の立て直し、独立と戦後日本の復興に尽力した人物です。(彼の功績については賛否両論ありますのでここでは控えさせていただきます)

そしてもうひとつ、白洲次郎の名を有名にしているのは、その格好良さです。英国仕込みの紳士であり、自己の立てた原理原則”プリンシプル”に厳格で、どんな時にも毅然とした態度を貫く生き方。80歳までポルシェ911のハンドルを握るオイリーボーイ、お洒落でダンディ。何をしても何を言っても様になる、日本一かっこいい男。「風の男」とも称される白洲次郎の生き方やダンディズムに惹かれる人は多いのではないでしょうか。

 

先日、時計の本を読んでいたら白洲次郎愛用の金無垢のロレックス(香港で英国人実業家とポーカーをした時の戦利品らしい。ノンデイトのシンプルなロレックス。)が紹介されていました。そんな本を読んでいたら、どこか白洲次郎ゆかりの地を訪ねたくなってしまいました。

そういえば白洲次郎は現在の芦屋市出身だから近くに何かあるかもしれない、と色々調べてみると墓所が意外に近い場所にあることが分かり、さっそく行ってみることにしました。

白洲次郎の墓所があるのは兵庫県三田市の心月院。最寄り駅のJR三田駅までは大阪駅から約40分です。

最寄りのJR三田駅から徒歩約15分。静かな山裾に心月院はあります。

門前の掲示板でいきなり白洲家三代を紹介するポスターが掲示されています。

静かで雰囲気の良い心月院は三田藩主・九鬼家代々の菩提寺でもあります。

本堂前には立派な庭があります。本堂への立ち入りは自由です。

本堂内の右側には白洲次郎コーナーが設置されていました。

2009年にNHKでドラマ化された時の主演、伊勢谷友介さんのサイン色紙も展示。

なぜここにあるのか分からない本堂前の大釜。中には金魚が泳いでいました。

墓所への入り口には白洲次郎・正子夫妻の案内版が設置されています。

白洲家墓所前にも案内の石碑が設置されており迷うことはありません。

白洲次郎(右)、正子(左)夫妻の墓。

「葬式無用 戒名不要」の遺言通り(この遺言は父・白洲文平と同じ)、墓石に戒名は無く、不動明王の梵字だけが刻まれています。隣の正子夫人の墓石には十一面観音の梵字が刻まれています。墓石は正子夫人が五輪の塔に見立ててデザインしたもので、石屋さんが気を利かせて正子夫人の方を少し小さめに作ったそうです。

墓石に使用されている石は東北電力会長の時に心血を注いだ只見川のダム工事現場で白洲次郎自身が亡くなる2~3年前に見つけてきた石で、「この石に『俺の墓』と彫るんだ」と言っていたそうですが、さすがにそうは彫られていません。

墓石の裏面には白洲次郎の名前が刻まれています。

同様に正子夫人の墓石裏にも名前が刻まれています。

広大な白洲家墓所の入り口付近に白洲次郎・正子夫妻の墓があります。

 

私も40を過ぎ、人生の折り返し地点にやって来ました。色々と考え迷うことのある年齢ですが、これからは白洲次郎の実践した”カントリージェントルマン”のように時流に流されず、自分の考えを持って、重厚で自由気ままな人生を歩んでいきたいと思っています。彼のように格好いい男になるのは非常に難しいですが…


ボクの正月休み 2015

2015年01月05日 | お出かけ(東京)

今年の正月休みも、恒例の箱根駅伝観戦のため東京へ行ってきました。

今年の箱根駅伝観戦に関してはすでに紹介させていただきましたので、今回はその他の出来事をちょっとご紹介です。

1月1日(木)

1月1日、新幹線に乗るために京都駅へ。吹雪で視界不良。この後、京都は雪で大変な事になったようです。

新幹線の車窓から。ちょっと雲に隠れて残念な富士山。

初詣も毎年恒例の神田明神で!

神田明神の男坂。「こち亀」に良く出てきます。

1月1日の夜も秋葉原は大賑わい。

 

1月2日(金)

 箱根駅伝・往路観戦後は恒例の皇居一般参賀へ!

今年の江戸城・伏見櫓。

美しすぎる皇族 佳子様が初めて一般参賀にお目見えです。

今年の江戸城・富士見櫓

 

1月3日(土)

箱根駅伝・復路観戦後、夜のアメ横へ繰り出す。ここも大賑わい!

羽根付きで縁起が良いらしい、神田達磨の鯛焼きをアメ横で食す。

 

1月4日(日)

最終日は渋谷の宮益御嶽神社へお参りに。ここはオオカミをお祀りしている大神神社のひとつ。

だから狛犬ではなくオオカミです。

この神社でオオカミ札をいただいて旅を締めくくりたかったのですが、社務所の営業時間が終わっておりお札は頂けず…

最後はちょっと残念だった正月休みでした。


第91回 東京箱根間往復大学駅伝競走 復路

2015年01月03日 | 箱根駅伝

昨日に引き続き、箱根駅伝・復路を観戦です。

復路はゴール地点から少し離れた沿道での観戦ですが、選手が通過する2時間前でもかなり混んでいました。5年ほど前はそんなに混んでいなかったのに…

我が母校、日本大学はキトニーが奮闘するも力及ばず、往路12位・復路17位で総合13位という結果となり、残念ながらシード権の獲得はなりませんでした。

第92回大会は予選会からとなりましたが予選会を勝ち抜いて大手町へ戻ってきてほしいものです。来年も大手町で待ってます!

 

最近の箱根駅伝は5区ですべてが決するというような感じになってきて、昔のような面白さがなくなってきたように思います。5区の距離が延長されてから山登りという「特殊区間」に抜群の力を発揮する「山の神」をどう見つけてきて、どう育てるかが重要となってしまい、それが駅伝の面白さを失わせている原因のように思います。そろそろ5区を本来の距離に戻す時期に来ているのではないでしょうか。


第91回 東京箱根間往復大学駅伝競走 往路

2015年01月02日 | 箱根駅伝

箱根駅伝の愛称で親しまれている「第91回 東京箱根間往復大学駅伝競走」観戦のため正月から東京へ行ってきました。思えばもう10年も毎年、正月は大手町で箱根駅伝のスタートを観戦しています。

1月2日、朝5時50分。第91回箱根駅伝・往路のスタートを観戦するため大手町の読売新聞社前へ。今年は寒かったです…

一年に一度、ここだけでお会いする東洋大学・広報のおじさん。来年も大手町でお会いしましょう。

先回りして小旗を配りに来る読売新聞の宣伝カー。この絵は誰が描いたのかとツネさんと話題なりました。

2015年1月2日、午前8時。91回目の継走がスタート!

一歩でも前へ

誰よりも速く

 

天下の嶮、箱根に挑み

大手町に帰ってこい。行け若人達よ!