旧海軍兵学校の見学ツアー後編です。
大講堂の次に見学するのはその隣にある幹部候補生学校庁舎。こちらは外観のみの見学です。
この建物は旧海軍兵学校生徒館で明治26年の建築。通称「赤レンガ」と呼ばれている、煉瓦造りの美しい建物です。波風が降りかかる船上での生活に慣れるため、正面入り口に扉は無く、開けっ放しです。台風の日などは掃除が大変そうです。
使用されているレンガはイギリス製で一つ一つ丁寧に紙に包まれて輸入されたそうです。高級品で表面はレンガとは思えないほどツルツル! これを触るとお肌がつるつるになるとか、ならないとか…
NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」のロケにも使われた廊下。長いです。
幹部候補生学校庁舎前の松はどれも真っ直ぐです。これは毎日毎日、海軍兵学校の時代から生徒たちと一緒に、教官の「気をつけ!」という号令を聞いていたから、松も真っ直ぐになったんだとか…。ちなみに植えられている松はほぼすべて男松(黒松)で、女松(赤松)は1本だけだそうです。
この見学ツアーのメインとなる教育参考館。兵学校卒業生の積立金と一般企業からの寄付によって昭和11年に建築されました。館内には日本海軍の貴重な資料が多数展示されています。
日本海軍の特殊潜航艇「甲標的」。真珠湾攻撃に参加した一艇で昭和36年に返還されたものです。
有翼特殊潜航艇「海龍」。内部が分かるよう、外殻の一部がカットされています。
戦艦「大和」の主砲弾、「91式撤甲弾」。高さが1.95mもあります。
日本海軍が誇る高性能酸素魚雷「93式魚雷」。
ガダルカナル島で回収された一式撤甲弾。これはヘンダーソン飛行場への夜間艦砲射撃に参加した戦艦「金剛」または「榛名」から実際に発射された主砲弾です。
帰りは行きの逆ルートで。しかし市電を乗り間違えて途中下車です。
広島での最後はいつもの麗ちゃんでお好み焼きを! 今回も混んでいました。
そしていつものスペシャルを注文。1,270円です。色々入っているのでお得に思えるのでつい…。ちなみに私は、そば派です。