法制審民事訴訟法(IT化関係)部会では、2020年11月27日の第6回会議で、特別訴訟手続が「新たな訴訟手続」と名前を変えて議論されました。2020年12月25日の第7回会議では、和解に代わる決定が議論され、「中間試案のたたき台」が示されました。今後、2021年2月19日の部会で中間試案がまとめられて、パブリックコメントに付される予定です。
http://www.moj.go.jp/shingi1/housei02_003005.html
こちらが ↓ 「中間試案たたき台」です。
「中間試案たたき台」では、従来「特別訴訟」と呼ばれていたものが、名前を変え、中身も一部変えて「新たな訴訟手続」として検討されていますが、本質は従来の「特別訴訟」と変わりません。特別訴訟(新たな訴訟手続)については上記中間試案たたき台の16~20頁です(ちなみに、これも問題の多い提案である「和解に代わる決定」は35~37頁です。)。私たちはこのような制度は必要性がなく、かつ、多くの問題があると考えています。
このブログをご覧の方々においても、このような制度が必要か、そして適切かを是非ご検討ください。私たち有志の意見は次の通りですので、参考にしてください。
こちらが ↓ 「新たな訴訟手続」に対する私たち有志の意見です。
新たな訴訟手続に反対する意見書(ブログ掲載)2021年1月25日.pdf