先日の
西日本ハーモニカコンテストで
感じたとても大事なこと。
それは
ジャズ・ポップスやデュエット部門で
マイクを使っての演奏の場合
ピアノはマイクなしの生音
それなのに
ハーモニカはマイクからの音が
前面のスピーカーから聴こえてくるので
ハーモニカの音のほうが
先に聴こえて演奏が少しズレて
前のめり聴こえてしまっている
ということでした。
リズミカルなアップテンポの曲の場合
それが顕著にあらわれます。
リハーサルの時にもっと綿密に
チェックすれば
分かったのかも知れませんが
時間にも制約があったりで
それに気付きませんでした。
審査員の席に座って
出演者の皆さんの
演奏を聴いていると
マイクを使っている人の
すべての演奏が走っている
(ピアノよりわずか先に聴こえる)
気がしたのです。
しかし
その原因がその日は
判りませんでした。
(ごめんなさい。
皆さん緊張して走ってるのかな
と思っていました)
次の日、
自分のゲスト演奏を
YouTubeにアップして
聴いてみて
びっくりしました。
凄く走っているので、、、
とても気持ちが悪いのです。
大きな疑問が湧きました。
そして
すごく落ち込んでしまいました。
自分の演奏の
リズム感の酷さに、、、
その音、映像は
関係者にスマホで
客席の後ろのほうで
録ってもらったものでした。
そこで、今度は
演奏中に自分のズボンのポケットに入れた
ICレコーダーで録った音と
比較してみました。
そうすると
昨日感じたズレが無いのです。
音速は1秒間に340mですので
スピーカーと奥にあるピアノとでは
5~6mは距離があるので
客席で聴くと
0.02~0.03秒くらいの
音の遅れが発生し、
それが演奏に
微妙に影響している
ということが判りました。
ズボンのポケットのICレコーダーの場合は
ピアノはすぐ後ろ1~2mの位置にあり
ハーモニカの音も
前(1~2m)にある
モニタースピーカーから出ているので
2つの音は距離的なズレが
ほとんど無いのです。
結論から言うと
ハーモニカにマイクを使うなら
ピアノにもマイクを使って
同じスピーカーから
音を出さないとだめと言うことです。
こんな音響の基本的なことが
わかっていませんでした。
出演された方々に
ご迷惑をおかけしたこと
本当に申し訳なく思っています。
申し訳ありませんでした。
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それでは聴いてください。
ICレコーダーで録音した
西日本のコンテストの
私のゲスト演奏2曲
「ベサメムーチョ」
「鈴懸の径」です。
ベサメ・ムーチョークロマチックハーモニカ
鈴懸の径ークロマチックハーモニカ