古い話ですが、今年2月17日、AFPは、【多数の未成年者の被告を民間企業が運営する更生施設に送る判決を出す見返りに、これらの民間企業から260万ドル(約2億4000万円)以上の金を受け取っていたとして訴えられていた米ペンシルベニア(Pennsylvania)州ルサーン(Luzerne)郡の元判事2人が12日、連邦裁判所で司法取引に応じ、起訴事実を認めた。2人に審理を担当された未成年者の家族は怒りをあらわにしている】(http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2572497/3811759)というニュースを伝えた。
【マーク・シャバレラ(Mark Ciavarella)、マイケル・コナハン(Michael Conahan)両元判事はPA Child Careなど複数の民間企業との間で、未成年犯罪者を少年更正施設に送る判決を出すことを保証するとともに、未成年犯罪者用の更正施設建設を後押しすることを約束していたことを認めた】という。
驚くべきニュースだが、TBSの「調査情報」5・6月号に掲載されている金平茂紀さんのレポートによれば、2人のうちシャバレラ元判事は、少年たちから訴訟を起こされたが、なんと、「法廷でなされた決定は、たとえそれが買収の末の決定だとしても、刑事(民事の間違い?)免責の権利が与えられている」と述べたらしい。
無責任そのものだが、いくら試験に合格したり、厳格な面接をしたとしても、こういう人物が混じってしまうことは避けられない。また、仮に当初は志が高くとも、人は常に誘惑に勝てるわけではない。
だからこそ、システムが問題になる。いかにこのような問題を防ぐか?市民の監視の目にさらすことだろう。どういう事件でどういう処置(逮捕・身柄拘束・起訴・判決)が出たかを市民が知ることができれば、おかしな処置が続けば、問題にされるはずだ。
新政権のもとでは、裁判官でさえ人の眼の届かないところでは何をするか分からないんだということを前提に、すべての仕組みがつくられるよう期待したいですね~。
マンガは http://community.thetimes-tribune.com/blogs/johncole/archive/2009/02/04/here-come-the-judges.aspx より。小さめに引用したので、元のサイトをご覧ください。smith & wesson and me というセリフを思い出させるマンガですよ~。
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。
【マーク・シャバレラ(Mark Ciavarella)、マイケル・コナハン(Michael Conahan)両元判事はPA Child Careなど複数の民間企業との間で、未成年犯罪者を少年更正施設に送る判決を出すことを保証するとともに、未成年犯罪者用の更正施設建設を後押しすることを約束していたことを認めた】という。
驚くべきニュースだが、TBSの「調査情報」5・6月号に掲載されている金平茂紀さんのレポートによれば、2人のうちシャバレラ元判事は、少年たちから訴訟を起こされたが、なんと、「法廷でなされた決定は、たとえそれが買収の末の決定だとしても、刑事(民事の間違い?)免責の権利が与えられている」と述べたらしい。
無責任そのものだが、いくら試験に合格したり、厳格な面接をしたとしても、こういう人物が混じってしまうことは避けられない。また、仮に当初は志が高くとも、人は常に誘惑に勝てるわけではない。
だからこそ、システムが問題になる。いかにこのような問題を防ぐか?市民の監視の目にさらすことだろう。どういう事件でどういう処置(逮捕・身柄拘束・起訴・判決)が出たかを市民が知ることができれば、おかしな処置が続けば、問題にされるはずだ。
新政権のもとでは、裁判官でさえ人の眼の届かないところでは何をするか分からないんだということを前提に、すべての仕組みがつくられるよう期待したいですね~。
マンガは http://community.thetimes-tribune.com/blogs/johncole/archive/2009/02/04/here-come-the-judges.aspx より。小さめに引用したので、元のサイトをご覧ください。smith & wesson and me というセリフを思い出させるマンガですよ~。
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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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