冒頭のイラストは誰が何をしているかお分かりでしょうか?そう、これはいわゆる水責めという拷問で、CIAがテロリストと目する者に対して行うことが合法的だとされた「尋問」方法だ。しかし、イラストに描かれているのは米国人ではなく、日本人だ。
日本軍は、第2次世界大戦中、米国が行っていたのと同様の水責めを採用し、捕虜から情報を聞き出そうとしたり、懲罰の手段とした。戦後、水責めを行った兵士は、戦犯として罰せられた。徳留絹枝さんによると、YAというイニシャルの日本人将校が水責めをしたとして15年間の重労働の刑を受けたという。被害者のヘンリー・バートンさんは水責めを受けた際、「瞬間によっては水を吸い込まないで呼吸することができませんでした」と語っているらしい(「『水責め拷問』が問いかける今日的課題」軍縮問題資料2009・3)。
これと同じことをCIAが行った。徳留さんによると、CIAが参考にしたのは米軍特殊部隊が拷問を体験するトレーニングだという。アルカイダ幹部は「固い台の上に縛り付けあられ皮製の手錠をかけられました。台の足の側が持ち上げられました。口に布があてられそこに水が注がれました。私は溺れるような感覚に見舞われました」と語っているらしい。
水責めが合法だとブッシュが強弁したとき、私たちがブッシュに対し、あんたの爺さんたちは同じ行為をした日本人を罰したんだぞ、と言えなかったかのはなぜだろうか?
それは私たちが戦時中の日本軍の行為について無知だからだ。情報がないからだ。戦犯のなかには、罰せられるべきではなかった者もいると思う。しかし、戦争中、いかに残虐な行為をしたのか、ということを風化させてはいかんよね~。
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。
日本軍は、第2次世界大戦中、米国が行っていたのと同様の水責めを採用し、捕虜から情報を聞き出そうとしたり、懲罰の手段とした。戦後、水責めを行った兵士は、戦犯として罰せられた。徳留絹枝さんによると、YAというイニシャルの日本人将校が水責めをしたとして15年間の重労働の刑を受けたという。被害者のヘンリー・バートンさんは水責めを受けた際、「瞬間によっては水を吸い込まないで呼吸することができませんでした」と語っているらしい(「『水責め拷問』が問いかける今日的課題」軍縮問題資料2009・3)。
これと同じことをCIAが行った。徳留さんによると、CIAが参考にしたのは米軍特殊部隊が拷問を体験するトレーニングだという。アルカイダ幹部は「固い台の上に縛り付けあられ皮製の手錠をかけられました。台の足の側が持ち上げられました。口に布があてられそこに水が注がれました。私は溺れるような感覚に見舞われました」と語っているらしい。
水責めが合法だとブッシュが強弁したとき、私たちがブッシュに対し、あんたの爺さんたちは同じ行為をした日本人を罰したんだぞ、と言えなかったかのはなぜだろうか?
それは私たちが戦時中の日本軍の行為について無知だからだ。情報がないからだ。戦犯のなかには、罰せられるべきではなかった者もいると思う。しかし、戦争中、いかに残虐な行為をしたのか、ということを風化させてはいかんよね~。
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