日弁連人権擁護大会に出席するために滞在している和歌山のホテルでBSを眺めていたら、人がいかに傲慢になるかが、うかがえるシーンを目撃した。いま、米国で検討されている医療保険改革法案に反対する人がワシントンで大規模なデモを行っているというニュースでの出来事だった。なんと、デモに参加した市民が、はっきりと、「他人の医療費は支払えない」と話したのだ(同時通訳字幕)。
病気っていうのは、避けようと思って避けられるわけではないし、罹患には社会的な要因もあるため、個人単位で治療費を負担することが正当だとは到底思えない。それにもかかわらず、堂々と、他人の病気の治療費を負担することはできないと語る人々。
同じ画面から、【米テキサス州のフォートフッド陸軍基地で5日午後(日本時間6日未明)、銃の乱射事件が起き、米兵11人が死亡、31人が負傷した。銃撃犯の1人がその場で憲兵に射殺されたほか、2人が事件に関与した疑いで身柄を拘束された。米メディアは犯人について、中東系の名を持つ心理治療専門の軍医だと伝えた。】(産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091106-00000521-san-int )のニュースが流れた。
そのニュースの中で、米国市民が、戦地ではなく、国内でこのような悲劇が起きたことを嘆いていた。
しかし、じゃあ、戦地ならいいのか?戦地で死ぬのはよくって、戦争に行く前に死ぬのは悲劇なのか…。
日本の地上波は、あこがれの国アメリカの首都で起きたあのデモに参加した人の生々しい声を伝えるのだろうか?
写真は http://www.boston.com/news/nation/washington/articles/2009/11/05/thousands_rally_to_protest_health_care_bill/ より
【PR】


★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。
病気っていうのは、避けようと思って避けられるわけではないし、罹患には社会的な要因もあるため、個人単位で治療費を負担することが正当だとは到底思えない。それにもかかわらず、堂々と、他人の病気の治療費を負担することはできないと語る人々。
同じ画面から、【米テキサス州のフォートフッド陸軍基地で5日午後(日本時間6日未明)、銃の乱射事件が起き、米兵11人が死亡、31人が負傷した。銃撃犯の1人がその場で憲兵に射殺されたほか、2人が事件に関与した疑いで身柄を拘束された。米メディアは犯人について、中東系の名を持つ心理治療専門の軍医だと伝えた。】(産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091106-00000521-san-int )のニュースが流れた。
そのニュースの中で、米国市民が、戦地ではなく、国内でこのような悲劇が起きたことを嘆いていた。
しかし、じゃあ、戦地ならいいのか?戦地で死ぬのはよくって、戦争に行く前に死ぬのは悲劇なのか…。
日本の地上波は、あこがれの国アメリカの首都で起きたあのデモに参加した人の生々しい声を伝えるのだろうか?
写真は http://www.boston.com/news/nation/washington/articles/2009/11/05/thousands_rally_to_protest_health_care_bill/ より
【PR】


★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。