情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

辺野古新滑走路問題でTBSが捨て身の報道?!~立ち上がれ、郷土を愛する者よってこと?!

2010-08-12 16:27:52 | 有事法制関連
 TBSが【沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、名護市辺野古に滑走路を1本だけ建設するという日本政府の案に対し、アメリカ側が「騒音問題」などを理由に事実上拒否する意向を伝えていることがJNNの取材で新たに分かりました。】というニュースを伝えている(http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4499848.html)。

 このニュース、一見すると、自ら報道しているとおり、【2つの案のうち1つがアメリカ政府に拒否されたことで、残された選択肢はより埋め立て面積が大きくなるV字型滑走路だけとなり、30日の複数案の公表は形だけのものとなります】ということで、アメリカ追従路線まっしぐらっていう報道の様にも思える。

 いつものように、マスメディアは米国には逆らえないのか~、と批判したくなる…。

 しかし、ちょっと、TBSが放送した下の地図を見てほしい。





 点線の右上が辺野古、そこから点線がひかれ、勝連半島まで伸びている。

 アメリカ側が主張している滑走路を一本とした場合の住宅の騒音公害とは、【ヘリなど軍用機が辺野古の南西27キロにある勝連半島の上空を通過すること】によるものだ。

 27キロも離れていれば、ヘリどころか、ジェット機だって進路変更できるんでないか?


 それを駄目だとするのは、もはや、いちゃもんとしか思えない。

 つまり、米国は、何でもいいから、自分たちにとって都合のよい従来の辺野古V字滑走路案を押し付けようとしているわけだ。


 そのことがはっきりと分かる地図だ。


 この米国の横暴ぶりについて、普通であれば、「27キロも離れたところにある住宅地について航空機が避けることができないのだろうか?これは単なるいちゃもんではないか?」という疑問を抱き、それをニュースに盛り込むところだろう。しかし、そうなっていない。

 憶測だが、そのような切り口を混ぜると、もはや社内での「検閲」にかかり、放送することが許可されない恐れがある。

 そこで、それと指摘することなく、画像(地図)によって、米国の横暴ぶりを示したあたり、さすが、報道のTBSの面目躍如ということか…。

 悲しいが、これが属国である日本のメディアの限界なのかも知れない。

 しかし、このTBSの報道を見殺しにしてはならない。

 27キロ離れた住宅地の騒音問題を気にかけて滑走路建設に反対するくらいなら、もっと近い周辺住民が反対したら、もはや、建設できないことを自ら認めたようだともいえる。

 しかも、27キロ先の勝連半島には、有名な米海軍施設ホワイトビーチがある。

 米軍兵士たちの安眠のためには、周辺住民が犠牲になってもいいのか!ということだ。

 沖縄県民及びそれに連帯する市民の怒りが試されている!

 怒りの連帯を!





 


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Marine in Futenma must go back to your country. There is no place where the base of Marine is acceptable in Japan.

Okinawa and a lot of Japanese oppose the transfer of the Futenma base to Henoko


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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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「いつまで謝罪するんだ論者」は、「死刑廃止論者」?~8月15日を前に…

2010-08-12 14:15:00 | 有事法制関連
 日韓併合100年を機とする菅首相の「反省とおわび」談話について、例によって、産経新聞などを中心に、「いつまで謝罪しなければならないのか?」という論調の批判がなされている。日本軍などによる直接の犠牲者がまだ生存しているにもかかわらず、よくもそんなことが言えるな~といつも感心する。本気で謝罪は済んだというなら、それはまさに被害にあった方の「許し」を得られたということなのだろう。つまり、謝罪によって「許し」がなされたと想定し、その許しによっていかなる罪も水に流される、ということなのだろう。


 ある意味、すばらしい考え方だ。人には間違いがある。そのときの状況からどうしてもそうしなければならなかった。そうだとしたら、いつまでもそのことにとらわれず、前向きに生きていこう!

 …「いつまでも謝罪させんなや論者」は、つまりは、そういうことですよね。

 ということは、皆さん、死刑にも反対するんでしょうね。謝罪さえ、いつまでもさせるな、なんていうくらいだから、刑罰を永遠に科すなんていうこと(=死刑)には当然、反対するんでしょうから…。

 ところが、実際に、「いつまでも謝罪させんなよ、この●●、論者」は、産経新聞などの購読者であり、死刑には賛成な人が多いように思う。

 このギャップは何なんだろう。

 国内の犯罪者については、いくら謝っても済まんから命で償え~、て言っておきながら、国・軍隊がしでかしたことについては、もうそろそろ、ええやろ、いつまで謝罪させんねんと言う。

 …まったく理解できない。

 あえて、理解しようとすると、国が人を殺すことについてはOKという考え方なのだろうか?

 つまり、死刑も国がするからOK、戦争による被害も国がしたのだからOK…。

 そういうことなんだろうか…。

 それとも、ほかの国の人の命の価値は、自国の人の命の価値よりも低い…?

 で、日本の死刑に賛成する人が中国の死刑のやり方については野蛮だなどと言ったりもする…。

 この二つの論点(戦争加害への謝罪問題、死刑存廃問題)について、なぜ、ねじれているような思考ができるのか、お分かりの方は、コメント欄に残して頂けないでしょうか。

 
【追記:なお、この記事は皮肉満載です。私は死刑廃止論者、謝罪はきちんとやるべき論者です。ここまで読んで誤解され、不愉快に感じた方、ごめんなさい】



画像は→http://www.usatoday.com/news/world/2006-06-14-death-van_x.htm
死刑執行自動車で死刑にされた男性




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