東京リサーチ日記

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「ピース」「火花」

2020-11-01 00:00:00 | 日記
 2020年11月1日、お笑いコンビ「ピース」又吉直樹(当時35)の芥川賞受賞をめぐり、テレビ朝日系「報道ステーション」での古舘伊知郎キャスター(当時60)の発言が物議を醸しているのだ。2015年7月16日放送の同番組では又吉の著書「火花」の芥川賞受賞を報じたが、ニュースVTR明けに古舘キャスターは「みんなすごいなとは思うんですけど、それとは別に芥川賞と本屋大賞の区分けがなくなった気がするんですけどね」と発言したのだ。芥川賞は純文学の新人に与えられる賞で選考委員はプロの作家。一方で本屋大賞は新刊書店の店員による投票で選ばれる賞で、これまで受賞作は大衆小説が多く、歴代受賞作はその後ベストセラーになっている。古舘キャスターの発言には芥川賞が大衆化、商業主義になっており、芸人であり話題性もある又吉が受賞したのではとの皮肉が読み取れるのだ。番組サブMCを務める小川彩佳アナ(当時30)はすかさず「ちょっと読んでみないと分からないですけど」と“フォロー”したが、古舘キャスターは「芥川賞と明らかに、時代が違うっていえばあれですけど、僕なんかの年代はあれ?って気もちょっとするんですけどね」と又吉の受賞、芥川賞のあり方に疑問を呈したのだ。これは、又吉さんと、芥川賞選考委員に対して失礼のような感じだが・・・(井森隆)