「火花」 2020-11-05 00:00:00 | 日記 2020年11月5日、第153回芥川賞(日本文学振興会主催)を受賞したお笑いコンビ、ピースの又吉直樹(当時35)の第1作「火花」について、歌手の和田アキ子(当時65)が「みなさん『純文学を感じた』というが、何も感じなかった」と首をかしげたのだ。和田は2015年7月19日放送のTBS系「アッコにおまかせ!」に生出演。番組内で又吉が芥川賞を受賞した話題に及び、又吉に対する祝福のコメントなどが紹介された。また、芥川賞の選考委員である小説家の山田詠美氏(当時56)が受賞理由について「又吉くんの作品は、小説を仕上げるまでのいろいろな人生体験とか焦燥感とか人生的なコストが一行一行にきっちりかかっている」と絶賛したコメントも紹介されたのだ。すると和田は「火花」について、「みなさん、よくおっしゃるのが『純文学の匂いがする』とか『文章に純文学を感じた』というが、何も感じなかった」と首を傾げた。それに対し、出演者らは苦笑いしていたが、タレントの勝俣州和(当時50)が「これ(火花)を読む前にいろいろな小説を読んだ方がいいんじゃないですか。太宰とか」と多くの本を読むことを促したのだ。和田は「太宰治からいろいろな小説は読んでいますよ。本好きな方だけど・・・」と自身が読書家であることを明かした。そのうえで自身を「あんまり文学がわからないのかもしれない」と自虐し、「火花」に純文学を感じなかったことに困惑の表情を浮かべたのだが、皆様はどう思うのだろうか・・・(井森隆)