「本人から退任したいとの意向があり、受理した」

　２０２０年１１月１９日、独フォルクスワーゲン（ＶＷ）の日本法人フォルクスワーゲングループジャパンの庄司茂社長（当時５２）が２０１５年７月３１日付で退任することがわかった。スヴェン・シュタイン副社長が２０１５年８月１日から社長を兼務する。庄司氏は日本自動車輸入組合理事長も務めていたのだ。同社では「本人から退任したいとの意向があり、受理した」としているようだ。庄司氏は伊藤忠商事などを経て、２０１２年６月にＶＷに入社、２０１２年８月に日本法人社長に就任した。販売店改革などを進め、２０１３年から２年連続で過去最高の販売を達成。２０１５年春からは「ゴキゲン♪ワーゲン」をスローガンにブランドイメージの向上に取り組んでいた。２０１５年上期はメルセデス・ベンツに１６年ぶりに輸入車販売首位を奪われたが、２０１５年７月中旬に新型「パサート」を発表するなど、巻き返す構えをアピールしたばかりだったが、２０２０年現在は・・・（井森隆）