さてさて、1年半ぶりの読書感想文です。
娘も小学校に入学し、(そういえば始めたときは生まれてないんだよな~)
でほぼ月2回ペースで通う図書館も、ついに娘用図書カードを作成して戴きました。
しかし、何冊借りたか判らなくなるので、とにかく10冊借りていたものが、なんと倍!(あたりまえか・・・)
20冊の本を担ぐと腰が悲鳴を・・・・
でも、これまでは図書館で借りるのも、娘の絵本ばかりだったのが、童話になり絵本よりも読み応えが出てきて結構面白かったりするのです。
以前読書感想文に書いた「カラフル」の作者、森絵都さんの本来のフィールドである童話「人気者シリーズ」などは父親にならなければ読むことは無かったよな~と思いながらも、ゲラゲラ笑ってしまいました。
そういうわけで、少し余裕が貸し出し数も時間も出てきたわけで、娘と行った図書館の児童書コーナーの出口付近(小学生高学年向け)に置いてあったのがこの本
「木工少女」講談社 浜野京子著です。
あらすじ
村立の全寮制高校の臨時教師に赴任した父親に連れられて東京から、人口わずか3千人の村に越してきて小学校最後の一年間を過ごす事になった少女「立石美楽」
田舎暮らしにあこがれて能天気なアウトドア派で、星がきれいで水がおいしくて、緑が豊かで、たまたま知り合いだった校長先生の誘いに乗り赴任してきた父親に比べ、何も無い田舎でどのように暮らしていいのかわからない、思春期ど真ん中の冷めた感じの美楽がいやいやながら釣りに連れられた出先であった木工職人「デンさん」
数日後、美楽はデンさんの工房に出向くことになる、「これは何?」「スギ」「桧の方がいいにおいだろ?でも俺はスギが好きなんだな」「どうして?」「なんでかな?杉の方がいろんな顔をしてるだろ?」
このようなやり取りを繰り返し、次第に美楽はデンさんの工房に通い、デンさんを師と仰ぎ木工の魅力に、嵌っていきます。
それと同時に、東京へ帰りたい気持ちに加え、一年限定ということであまり順調でなかった友人関係も次第に歯車がかみ合わさってくるのです。
村の有力者の孫であり、そのためにやりたいことをさせてもらえない優美や林業を営んでいた父親が作業中の事故で亡くなり、そのため進学をあきらめ、祖父が植え、父親が手入れした木を伐採するために地元の製材会社に就職を決めた山田など。
そして、デンさんが都会出身でなぜ田舎に越してきたかもなんとなく判ってきます。
のんびり過ごす、田舎の人たちにもそれぞれの思いがあるというのが次第に理解し美楽も成長していきます。
田舎暮らしもあとわずかとなり卒業に向け、自分がここにいたことの証として通っていた小学校に何かを残そしたらどうだ?と師匠のデンさんに促され少女は設計図を書き出したのです・・・・・
とまぁあらすじはこんな感じかな?
昨年、伺った「くにさき六郷舎」さんの作業場がまさに僕の頭にある「明野工房」(作中の木工所)でした。
そこに都会から越してきた少し心の乾いた女の子が、木とふれあい、自然とのつながりを感じ、人間として成長していくというようなお話です。
道具のことや木のことなど、結構僕が読んでも「なるほど~」と詳しく描写がされています。
もう少し大きくなったら娘に読んで欲しいな~と思ったお話しでした。
ものづくりの魅力を少し変わって視点から書いてあるけど、主人公の美楽の木工に対する気持ちは少し判る気がします。
毎年行う、親子大工教室でいやいや親に連れられてきたムスっとした顔の子供が、次第にやる気になってくる様子を毎年見ているからでしょうか?
というか、やっぱりなんか作るのは面白いからね。
ということで突然ですが、今年のテーマは「環境整備!」
怒られない程度に、みんなが学ぶ学校の環境を改善していく予定です。
(もちろん、授業の一環としてですよ)
作品は許される限り、アップしようかな~
おしまい。
娘も小学校に入学し、(そういえば始めたときは生まれてないんだよな~)
でほぼ月2回ペースで通う図書館も、ついに娘用図書カードを作成して戴きました。
しかし、何冊借りたか判らなくなるので、とにかく10冊借りていたものが、なんと倍!(あたりまえか・・・)
20冊の本を担ぐと腰が悲鳴を・・・・
でも、これまでは図書館で借りるのも、娘の絵本ばかりだったのが、童話になり絵本よりも読み応えが出てきて結構面白かったりするのです。
以前読書感想文に書いた「カラフル」の作者、森絵都さんの本来のフィールドである童話「人気者シリーズ」などは父親にならなければ読むことは無かったよな~と思いながらも、ゲラゲラ笑ってしまいました。
そういうわけで、少し余裕が貸し出し数も時間も出てきたわけで、娘と行った図書館の児童書コーナーの出口付近(小学生高学年向け)に置いてあったのがこの本
「木工少女」講談社 浜野京子著です。
あらすじ
村立の全寮制高校の臨時教師に赴任した父親に連れられて東京から、人口わずか3千人の村に越してきて小学校最後の一年間を過ごす事になった少女「立石美楽」
田舎暮らしにあこがれて能天気なアウトドア派で、星がきれいで水がおいしくて、緑が豊かで、たまたま知り合いだった校長先生の誘いに乗り赴任してきた父親に比べ、何も無い田舎でどのように暮らしていいのかわからない、思春期ど真ん中の冷めた感じの美楽がいやいやながら釣りに連れられた出先であった木工職人「デンさん」
数日後、美楽はデンさんの工房に出向くことになる、「これは何?」「スギ」「桧の方がいいにおいだろ?でも俺はスギが好きなんだな」「どうして?」「なんでかな?杉の方がいろんな顔をしてるだろ?」
このようなやり取りを繰り返し、次第に美楽はデンさんの工房に通い、デンさんを師と仰ぎ木工の魅力に、嵌っていきます。
それと同時に、東京へ帰りたい気持ちに加え、一年限定ということであまり順調でなかった友人関係も次第に歯車がかみ合わさってくるのです。
村の有力者の孫であり、そのためにやりたいことをさせてもらえない優美や林業を営んでいた父親が作業中の事故で亡くなり、そのため進学をあきらめ、祖父が植え、父親が手入れした木を伐採するために地元の製材会社に就職を決めた山田など。
そして、デンさんが都会出身でなぜ田舎に越してきたかもなんとなく判ってきます。
のんびり過ごす、田舎の人たちにもそれぞれの思いがあるというのが次第に理解し美楽も成長していきます。
田舎暮らしもあとわずかとなり卒業に向け、自分がここにいたことの証として通っていた小学校に何かを残そしたらどうだ?と師匠のデンさんに促され少女は設計図を書き出したのです・・・・・
とまぁあらすじはこんな感じかな?
昨年、伺った「くにさき六郷舎」さんの作業場がまさに僕の頭にある「明野工房」(作中の木工所)でした。
そこに都会から越してきた少し心の乾いた女の子が、木とふれあい、自然とのつながりを感じ、人間として成長していくというようなお話です。
道具のことや木のことなど、結構僕が読んでも「なるほど~」と詳しく描写がされています。
もう少し大きくなったら娘に読んで欲しいな~と思ったお話しでした。
ものづくりの魅力を少し変わって視点から書いてあるけど、主人公の美楽の木工に対する気持ちは少し判る気がします。
毎年行う、親子大工教室でいやいや親に連れられてきたムスっとした顔の子供が、次第にやる気になってくる様子を毎年見ているからでしょうか?
というか、やっぱりなんか作るのは面白いからね。
ということで突然ですが、今年のテーマは「環境整備!」
怒られない程度に、みんなが学ぶ学校の環境を改善していく予定です。
(もちろん、授業の一環としてですよ)
作品は許される限り、アップしようかな~
おしまい。
有難うございます}
図書館に行って見てみようと
思いました^^