さてさて、今回はすこ~しマニアックな本
世界最速のF1タイヤ(ブリヂストンエンジニアの戦い) 新書 浜島 裕英著
です。
いまさらですが僕は「F1」が好きです、一つのレースにつき、テレビは最低2回は見るくらいです。(バカ)
ほとんどの皆さんが「へ~まだやってたの」状態でしょう、そりゃそうです「A・セナ」が亡くなってから、やっぱり興味ある人が減ったのは仕方ない、日本人のドライバーもぱっとしないしね・・・
でもこの世界、活躍している日本人はたくさんいます、「ホンダ」「トヨタ」
が純正チームで参加し「チームスーパーアグリ」は純和製チームとして、(この前日本人ドライバーが一人免許剥奪されたけど)参加しているくらいだからね、著者もその一人
ブリヂストンを履くフェラーリが最強だった2004シーズンを書いた、タイヤサプライヤーの話です。
たかが、タイヤと侮るなかれ、タイヤの善し悪しでレースが決まるといっても過言ではありません、「トヨタ」にいたってはブリヂストン(以下BS)にスイッチした今年、タイヤがなじまず低迷しているくらいで、すべてはタイヤが原因と言い訳する監督がいるくらいなのです。
これは、大学で高分子物理学(よく分からんが)を学んだ著者がBSに入社し、畑違いのレーシング部門に配属され、ライバルのミシュラン(以下MI)と繰り広げる、タイヤの戦いの裏側を書いた本です。
タイヤなんて、石油の固まりじゃね~かと、たかがくくっていた僕の考えは間違ってました。
基本的にすべてのレースで、タイヤはそのコースごとに、コンパウンド(材料)の配合を替え、構造を含めるとそのパターンは無限大だそうです、そしてライバルのコースに着いた「カス」を採取し、研究所で研究しレースごとに3日間で1400本のタイヤを作り、世界中に届けるといったことを一月で3回それを半年以上続けるといった、その会社の企業力の結晶と職人の世界と言うものだったのです。
散々だった昨シーズン、そしてMI撤退とコストダウンを図るFIA(国際自動車連盟)のあおりをうけ、最後のタイヤ戦争が行われている現在、BSの状況はあまり芳しくなく、著者も今どんな気持ちで戦況を見守っているか気になるところです。
F1も、EUの「タバコ」広告禁止のあおりを受け、変革が迫られています。
年間予算500億 M・シューマッハーの年俸53億 と言った、桁違いの世界でその豪華絢爛さは、他の世界ではあまりみられません。
でもその豪華さの裏では、職人の世界があります、その現場で働いているスタッフは何十億もかけたギア(変速機)を持って
「このギアボックスを使うと一周につき0.3~0.4秒も早くなるんだ」って雑誌で答えてました。
0.3秒に何十億と恐らく何年もの開発費を費やした結果が「0.3秒も」という言葉になります、タイムイズマネーというか、きっと世界で一番高価な0.3秒でしょう。いい意味で「バカ」なんだなーと思いました。
ふと、今やってる「削ろう会」の事が頭に浮かびました。
2ヶ月近く、かんなを研ぎ、台を直し、材を削り、精神を磨きといった作業は、何グラムの軽量化や、コンマ一秒の時間短縮を図る人たちになんか似とるな~
と思いました。
考えて見れば「削り屑」にそんなに価値を見出してるんだから、贅沢な時間の使い方だよな~、つくづく生徒がうらやまし~と思っちゃいました。(果たしてそのありがたさに気づく生徒はいるのだろうか???)
さて、あしたは「モナコGP」道幅が狭く、追い抜きが不可能のコースであまり面白みはかけますが、過去数年来の、BSを履くフェラーリの「皇帝M・シューマッハ」とMIを履くルノーの「王者F・アロンソ」の戦いが白熱しております。
歴史と伝統では他を圧倒する、このグランプリを見て損はないんだけどな~
おしまい
世界最速のF1タイヤ(ブリヂストンエンジニアの戦い) 新書 浜島 裕英著
です。
いまさらですが僕は「F1」が好きです、一つのレースにつき、テレビは最低2回は見るくらいです。(バカ)
ほとんどの皆さんが「へ~まだやってたの」状態でしょう、そりゃそうです「A・セナ」が亡くなってから、やっぱり興味ある人が減ったのは仕方ない、日本人のドライバーもぱっとしないしね・・・
でもこの世界、活躍している日本人はたくさんいます、「ホンダ」「トヨタ」
が純正チームで参加し「チームスーパーアグリ」は純和製チームとして、(この前日本人ドライバーが一人免許剥奪されたけど)参加しているくらいだからね、著者もその一人
ブリヂストンを履くフェラーリが最強だった2004シーズンを書いた、タイヤサプライヤーの話です。
たかが、タイヤと侮るなかれ、タイヤの善し悪しでレースが決まるといっても過言ではありません、「トヨタ」にいたってはブリヂストン(以下BS)にスイッチした今年、タイヤがなじまず低迷しているくらいで、すべてはタイヤが原因と言い訳する監督がいるくらいなのです。
これは、大学で高分子物理学(よく分からんが)を学んだ著者がBSに入社し、畑違いのレーシング部門に配属され、ライバルのミシュラン(以下MI)と繰り広げる、タイヤの戦いの裏側を書いた本です。
タイヤなんて、石油の固まりじゃね~かと、たかがくくっていた僕の考えは間違ってました。
基本的にすべてのレースで、タイヤはそのコースごとに、コンパウンド(材料)の配合を替え、構造を含めるとそのパターンは無限大だそうです、そしてライバルのコースに着いた「カス」を採取し、研究所で研究しレースごとに3日間で1400本のタイヤを作り、世界中に届けるといったことを一月で3回それを半年以上続けるといった、その会社の企業力の結晶と職人の世界と言うものだったのです。
散々だった昨シーズン、そしてMI撤退とコストダウンを図るFIA(国際自動車連盟)のあおりをうけ、最後のタイヤ戦争が行われている現在、BSの状況はあまり芳しくなく、著者も今どんな気持ちで戦況を見守っているか気になるところです。
F1も、EUの「タバコ」広告禁止のあおりを受け、変革が迫られています。
年間予算500億 M・シューマッハーの年俸53億 と言った、桁違いの世界でその豪華絢爛さは、他の世界ではあまりみられません。
でもその豪華さの裏では、職人の世界があります、その現場で働いているスタッフは何十億もかけたギア(変速機)を持って
「このギアボックスを使うと一周につき0.3~0.4秒も早くなるんだ」って雑誌で答えてました。
0.3秒に何十億と恐らく何年もの開発費を費やした結果が「0.3秒も」という言葉になります、タイムイズマネーというか、きっと世界で一番高価な0.3秒でしょう。いい意味で「バカ」なんだなーと思いました。
ふと、今やってる「削ろう会」の事が頭に浮かびました。
2ヶ月近く、かんなを研ぎ、台を直し、材を削り、精神を磨きといった作業は、何グラムの軽量化や、コンマ一秒の時間短縮を図る人たちになんか似とるな~
と思いました。
考えて見れば「削り屑」にそんなに価値を見出してるんだから、贅沢な時間の使い方だよな~、つくづく生徒がうらやまし~と思っちゃいました。(果たしてそのありがたさに気づく生徒はいるのだろうか???)
さて、あしたは「モナコGP」道幅が狭く、追い抜きが不可能のコースであまり面白みはかけますが、過去数年来の、BSを履くフェラーリの「皇帝M・シューマッハ」とMIを履くルノーの「王者F・アロンソ」の戦いが白熱しております。
歴史と伝統では他を圧倒する、このグランプリを見て損はないんだけどな~
おしまい
取り組んでいることが感動を呼ぶのですね
しかし‘されど‘においては「あるまじろ」からの脱却をご検討されたし・・・
んでもって、「まじろん」緊急参戦されたし。のよていです。
正直、裏方稼業が好きな僕としては、地味~なポジションに落ち着きとやる気を感じます。
だれか、20年前に戻って、僕にもっと勉強して、そんな仕事につくように伝えてもらえませんかね。(ついでにあまり食いすぎるなと・・・)
後悔先にたたず、今を努力するべし・・・なんだよなぁ~