こんにちは トミケイです。
メイキング オブ あきた色百景萬年筆インクその2です。
4月には色が決定。名前も決定。あとはパッケージのデザインができれば完成です。
第1弾の色は「緑がかったブルーブラック」で乾いた時の色合いや濃淡の出方が非常にきれいです。
昔のモンブランのブルーブラックが忘れられず自ら調合しているというお客様からのお手紙と、この方の使っているインクの「色見本」を基に「緑がかったブルーブラック」に着手しました。
こちらがいただいた手紙の一部です。
こちらが色見本帳です。わざわざ私のために作っていただきました。感謝!
送った相手に気持が伝わる恋文(ラブレター)に使ってもらいたいという思いから「恋文(きみまち阪)」決定しました。
きみまち阪とは、秋田県能代市二ツ井町にある県立自然公園で、秋田県有数の桜、ツツジ、紅葉の名所であり、時期ともなると県内はもとより県外からも観光客が訪れデートスポットとしても有名です。
明治十四年、ここを訪れた明治天皇がその美しさに感動し名称が定まっていなかったこの地にという名称をつけました。
その際、夏の長旅を気づかう皇后のお手紙がここで天皇をお待ちしていたとのエピソードが残されており私たちはこの優雅な伝説を大切にはぐくんできました。
皇后のお気持ちは
“大宮のうちにありてもあつき日をいかなる山か君はこゆらむ”
という和歌にしたためられておりこれは旅の途中の天皇へ寄せた「恋文」そのものでした。
その3へ続く。
ではでは。
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