見出し画像

とみしゅう日記

梅干し食べて

スッパマン、じゃなくてスーパーマンのお話です。

映画版の『スーパーマン』が公開されたのは、1978年だそうです。
僕が生まれるずっと前の話♪

…嘘です。とっくに生まれてました。
父親に連れられて、劇場で観ましたとも、えぇ。

ヒロインのロイスを助けるために、時間を戻すという荒技をやってのけるシーンが、実に印象的でした。
子ども心にも「それは無理なんじゃないか」と思ったほど。

パート4までの主演を務めたクリストファー・リーブは、残念ながらお亡くなりになりました (2004年)。

そして今回、『スーパーマン・リターンズ』として、約20年ぶりにスーパーマンがスクリーンに戻ってきたわけですよ。

今回の主演は、ブランドン・ラウス。
新人の男優さんだそうです。

敵役のレックス・ルーサーはケビン・スペイシー。
そして監督は、ブライアン・シンガー。
この2人は、『ユージュアル・サスペクツ』のコンビですね。
あれは良い映画でした。
未見の方は、ぜひレンタルしてみてください。

さて、『スーパーマン・リターンズ』の感想ですが。

ストーリーは実に単純です。
悪者 vs. ヒーローの図式は最後までぶれることがありません。
ただし、スーパーマン=クラーク・ケントを巡る人間関係は、なかなかに複雑です。

物語は、スーパーマンが地球を去ってから5年後、というところから始まります。
地球に戻ってきたスーパーマンは、再びクラーク・ケントとして、デイリー・プラネット社(新聞社です)で働き始めます。
が、ひそかに恋心を抱いていたロイスは結婚してしまい、子どもまでいます。
そもそもロイスは、スーパーマンと恋に落ちた女性。
クラーク・ケントにしてみれば、二重に複雑な思いなわけです。

刑務所に服役していたはずのレックスは、いつのまにやら大富豪の老女に取り入って、財産を我がものにしていました。
そんなレックスがやってきたのは、北極。
そう。かつてスーパーマンの「要塞」があったところです。

…と、あとは見てのお楽しみ、ということにしておきましょう。

まず、なんといってもスーパーマンが凛々しい!
クリストファー・リーブとよく似ています。
(ブライアン・シンガー監督は「たまたまだ」と言っていますが)
正統派というか「古き良き」アメリカのハンサム・ガイ、という感じ。

ケビン・スペイシーは巧いなぁ。
『バットマン』でのジャック・ニコルソン(ジョーカー役)の活躍ぶりを思い出しました。
そうそう。
ケビン・スペイシーといえば、『セブン』での怪演も印象的でしたね。

全編、特撮に次ぐ特撮! …なのですが、あまりVFX(いわゆるSFXのこと)が目立つ作りにはなっていなかったですね。
最近の「ハリウッド製スーパーヒーロー」は、ほとんどが「内面の葛藤」を詳細に描いています。
肉体は超人的だけれども、心の中は一般の人間と同様に傷つき、あれこれと悩んでいる、ということなんですね。

今回の見もののひとつは、スーパーマン&ロイス&リチャード(ロイスの夫)の、微妙な三角関係。
細かい描写がいろいろとでてきますので、ぜひご注目ください(特にリチャードの“嫉妬”)。

そして…ここには書けませんが、『スーパーマン・リターンズ』にはもう一つ、明確なテーマが登場します。
続編(たぶん作るとは思うんですが…)に、このテーマがどう繋げていくのかは不明なんですが。
他のヒーローもの(バットマン、スパイダーマン、X-メンなど)とは違って、スーパーマンは実に健全なヒーローなんですね。
だからこそ、こういうテーマも出てくるのでしょう。

バリバリのアクションシーンが見たい…ということであれば、ブライアン・シンガーが監督を降りた(スーパーマンを撮るためだそうです)『X-MEN ファイナルディシジョン』か、現在大ヒット中の『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』をお薦めします。
ただ、ジョン・ウィリアムス作曲の『スーパーマンのテーマ』を聞いて心躍る方や、夏バテ気味で強烈な刺激はちょっと…という方には、スーパーマンがお薦めです。

そうそう、ロードショー公開は8月19日からですよ。
(今日、明日の回は、先行上映になります)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る