とみしゅう日記

どこにでもあり、どこにもない

洋画家・和田義彦氏、作品酷似で文化庁に調査うける [SANSPOCOM 社会]

少なくとも、この絵に関しては完全にアウトだと思います。
似ているとか「インスパイヤ」とかいうレベルを、遙かに越えていますって。
これが「あり」になってしまうと、なんでもありの状況になってしまうんじゃないでしょうか。

厳密な意味で「まったく新しいもの」を生み出すことは、さすがに難しいと思います。
こうして僕が書いている文章にしたって、部分的に見ていけば「どこかで見たことのあるもの」であるはずです。
もっと言ってしまえば、文章全体が伝えようとする主旨は、すでに他の誰かが口にしているものである可能性が高いわけです。
それをもって「盗作」とされてしまったら、もはや何も書けなくなってしまいますものね。

先輩が言った「コロニーでごろにー(ごろ寝)」というダジャレが、僕は大好きです。
ですが、きっとこれを思いついた人は、他にもいることでしょう。

先輩が唄っていた替え歌「明かりをつけましょ ボン・ジョヴィに」も、おそらくオリジナルは他の誰かが歌っていたものかもしれない。

「盗作」と「たまたま似てしまったもの」との間には、非常に広大なグレーゾーンが横たわっていることは間違いありません。
だからこそ、表現者の自意識が問われるわけですよね。
「勝手に真似するのはかっこ悪いよなぁ」というプライドをどこまで保てるか、という問題になってくると思うのです。

某国会議員のブログ盗作騒動も記憶に新しい中、オリジナリティについて考える、いい機会ではないでしょうか。
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