温かいところから明るいところへ
声を出してひとりとして歩み出す
物語が始まる真夜中の二分前
これからこの時間は
とても愛おしいと思う
とても尊いと想う
だって この日というのは二分間だから
あっという間のシンデレラ時間
時が経ち
真夜中の二分前は五分前に
いや真夜中の七分前に
手のひらには小さな懐中時計
真夜中の鐘が鳴る町
その針は0∶00になった
そして 今を生きる と歩き出す
考えること
考えることがあるだろうか
地球という中にいること
自然の中にいること
奇跡の中にいること
いつの間にか忘れてしまっているのではないかと
ふたつの時間
自然の時間と人間の時間があること
果たして共生が出来ているだろうか?
今居る場所で想う
どれくらい想っているのか
どれくらい声に出したいのか
どれくらい声に出しているのか
響いて届いているだろうか?
私は静かに
私なりの共生をこれからもしよう