この頃のおもちゃには、これまでのおもちゃで使っていた周波数帯よりさらに高いWifiと同じ2.4GHz帯の電波を使ったいわゆるラジコンのおもちゃがあります。
うちのおもちゃの病院にもたまに持ち込まれるのですが、送信機側が悪いのか、受信機側なのかの切り分けができないわけで、困りものです。世の中のおもちゃの病院では、2.4GHz帯に使えるAmpICを大陸から購入して信号モニタを作っている方々がいらっしゃいます。デバイスさえ入手できればなんとでもなるのですが、そのうちebayだかalliだかから買おうかと思っていました。
先日、工具棚を整理していたら、昔地デジのときにアンテナ調整用に購入した日本アンテナ製のUHFテスターNL20というのが出てきました。UHFなので帯域的には400-700MHz近辺なのですが、高調波で2.4GHzでも拾わないかな、とダメ元でやってみたところ、これがビンゴ。ちゃんと拾うんですね。スマホの2.4GHz帯の信号をスマホの横で拾えました。
その後蓋を開けて見てみたら、max2.9GHzに対応しているL帯の増幅ICが入っていて、あらあらやるじゃん、ということで今後これを使わせてもらおうと思います。使っているICは、μPC2749TBという石。細かいところまでは回路を追えないのですが、その後段にオペアンプが5段入っていてそれぞれでレベルを示すLEDを駆動していました。
このテスタNL20は、すでにディスコンになっていますので買えませんが、もしかしたら、工具箱の隅っこに眠っているもので2.4GHz帯の信号モニタに使えますよ、というお話でした。LED表示しか無いので、そのうちLEDの回路の辺りから信号を引っ張りだして音に出す回路でも追加してみようと思います。
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