ううぅ…
残念賞
AUSにいた頃一緒に住んでたコロンビア人のタティアナがよく言っていた
「everything is for something」
‐身のまわりにおこる全ての事は、必ず意味があるんだよ‐と。
コロンビアにある、世界で有名な会社で働いていたタティアナは、AUSの大学院に行きたくて、地位・安定・仕事全てを捨て、ありったけのお金を持ってAUSに出てきた。
そこで、結婚を考えるようになったオーストラリア人のマーティンと出会った。
婚約の一歩手前まできていた。
大学院に入るために必死で勉強もしてた。
けれど
彼女は大学院の試験に落ちてしまった。
その少しあと、コロンビアにいるママがガンだという事を知らされ、もうママは声が出なくなっていた…
AUSにいる婚約者の彼と、コロンビアにいる自分のママ、どちらかを捨てなくてはならなかった。。
その時タティアナが言っていたのが「ともこ、私どうして大学院の試験に落ちたか分かった…。」
―タティアナをママの元に帰すために、神様がそうしたということ。
その時に言っていた言葉が「everything is for something」だった。
そして一緒に住んでいたオーストラリア人のおばあちゃんは
「all the good things come at last」
‐必ず最後にいい事あるから‐と言っていた。
数年後、の今…
タティアナはマーティンと結婚し、幸せそうにしています。
長い念願かなって挙げたタティアナの結婚式の写真には、元気なタティのママとパパも写っていました。
つい先日も、マーティンと幸せだよーってメールが来ました。
自分に降りかかるいい事もそうだけど、特に悪い事は、必ず意味がある。
自分をもっと成長させてくれるための試練だったり
もっと別の幸せな道に進むためにあるべきもの。
先日ある人(上司だけど)に「朋ちゃんが今まで人生で後悔した事はなに?」
と聞かれ、何も答えられませんでした。
なにも思いつかなかったから。
あれから何か月、未だに答えは見つかりません。
大学卒業してすぐ入ったホテルの職歴は、辞めてからもしばらく「履歴書に書きたくない」過去でした。
でも今は全くそんなこと思いません。
ここまで思えるのに、何年もかかりました。
でも、そう思える今があってよかった。