「怪しげな旅行会社」 インド旅行記 ２

インド旅行を決めた私とボウ（長男）。
パンダ（夫）とダオ（次男）は小遣いで買収です。
一応食費として置いていくのだけど、冷蔵庫の中に、調理して冷凍してチンするだけにしたモノや、男でも簡単に作れるモノ、彼らが好きなモノを満杯にしておくので、ほぼお小遣いで残る仕組み。
これを怠ったりケチったりすると快く出してもらえないので、私も必死なのです
結構な出費になるので、先にこれらを計算してから、残ったお金が旅の予算となります。


さて…インドへ行く前に、怪しい（？）旅行社のお話です。

ボウがネットで見つけてきた聞いたこともないＢ社は、本社が東京で…
…いや、そこだけですから『本社』とは言わないですよね。

記載されてた電話番号に電話をかけてみますと…
誰も出ないスね。営業時間内でしたがね。

次の日かけたら、若～い男の声が出たので「インドなんですけど…」と言ったら、
人数も言ってないのに即答でオッケー出しました。

上海乗り継ぎ便しかないって言うので「鳥インフルとかＰＭ２・５とか大丈夫でしょうか…」って心配しましたら、これまた即答で「大丈夫です！！」
…根拠はどこですか？
まあ、マスクもしてくし、上海をうろつく気もないですがね。

そんなこんなで一括払いをおススメされて、全額振り込んだものの、ウンともスンとも言ってきません。
前回のケアンズまでは、すぐ行ける距離に旅行社の支店があったし、オンライン予約オンリーだったケアンズさえも、
払ったら受け取りましたって連絡あったよ…。
手違いでもあったのかと、心配性のおばちゃん、電話しちゃいましたがな。

出ね～～～～～し！！！

旅行社を装った振り込め詐欺？
この善良なティモコさんを騙したの？
「オレオレ」ならぬ「行く？行く？」
チキンハート・ティモコ、だんだん不安になりました。

そしたらある日、向こうから電話が。なんと、
「行きの飛行機、ビジネスクラスじゃダメですか？」
はあ？私はパートのおばちゃんだよ？
聞いたら一人プラス一万円でいいと。
いくら中国の飛行機だからって、一万円で乗れるもの？
ますます怪しい…。
とにかく行きはそれしか確保できないと言うので、渋々了承しました。

したら、すぐにまた電話が。
「すいません、帰りの飛行機が無くなってしまって」

ハイ～～～～～？？？

そんなことアリですか？
だいたい、確保できてるから、『予約』じゃないんですか？
よくよく聞いたら、座席を確保していた飛行機が、飛行機会社の都合で飛ばなくなったとか。
「翌日の便なら確保できるので、一泊延長してもらえませんか？」

普段大人しくて優しいティモコ。←えっ…
さすがに言いました。

「もちろん、ホテル代はそちら持ちですよね？」

両者沈黙。

「…え、ええ。こちらでなんとかします…」

勝った…！！初めて勝った～～！！！

しかしその後も、ビザが取れないとか（インドビザは申請が難しかったので最初から代行を頼んじゃいました）なんだ～かんだ～で、向こうの都合が悪くなると電話してくるのに、こちらが何か聞こうとしても電話が通じないという…

結局旅行当日に空港へ行って、インド行きの航空券を手にするまでは、このブログに
『幻のインディア』
というタイトルの記事を書かなけりゃならないのかと、その内容を延々考えておりました…。







明日から仕事です。
どうしても書くペースが落ちると思いますが、
どうぞ気長にお付き合い下さい…

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「なぜかインドになった理由」 インド旅行記 １

世界遺産『タージ・マハール』



もともと、このＧＷ、ティモコは特に予定はございませんでした。
パンダ（夫）は仕事、ボウ（長男）は友人と旅行、ダオ（次男）は学校と柔道があったので、ワタクシは大人しく庭仕事に励むつもりでいたのです。

ところが、ボウが一緒に旅行する予定だった友人の内の一人が、どうにも都合が悪くなり、暇になったボウが、「ティモコ、どっか行かない？」と。

行きますとも！！！

年がら年中どっか行きたい病の私。家族４人分の旅費は捻出できなくても、ボウは社会人。割り勘ならなんとかなります。

早速どこに行こうか、ネットやパンフレットでリサーチ開始。
まだ４か月前にケアンズに行ったばかりなので、そんなに予算はなく、ボウは年中金欠だし、お手頃価格で、まだ行ったことのない場所で、行ってみたいと２人とも思っていたのがカンボジアでした。
ちょうど同僚が最近行ったばかりで、なかなか良かったと聞いていたし、
アンコール・ワットが見たかったのです。

ところが、やはりＧＷ。どこの旅行社を見ても普段より桁外れに高い！！
そういうこと、調べるのが好きですからね、カンボジアは１０万円以下で行けるってアタマだったのです。
…無いんです。
例えば、多少予算オーバーしても、行きたいとこ全部行けて、ホテルも良くて、だったら無理してでも頑張っちゃいますが、「この値段でコレ…？」では納得がいきません。
ボウもそう思ったらしく、自分の分は出すと言ってたのに「ティモコが出してくれるならどこでも付き合うよ」に。

イヤじゃ。ってか、二人分は、無理。

だんだん計画倒れ気味になってきたので、すでにどっか行く気満々だった私はヤバイと思い、ボウに全てを託しました。
「ボウが好きなトコでいいよ。出せるのはこのくらいまで。文句は一切言わないから決めちゃって」
そして数日、ボウは決めました。

「インド行くべ！」

なぜかアンコール・ワットがタージ・マハルに変化してました。

ボウが見つけてきたのは、聞いたこともない旅行会社の激安インドツアー。
ＧＷなのに、カンボジアより遠いのに、なぜかカンボジアより安い。
確かに私は安いツアーばかり行ってますが、今まで行ったのは全部、名前の通った大手旅行社ばかり。
そう、私は意外にも心配性なのです。
なにかあった時、きちんと責任を取ってくれそうな、まっとうな旅行会社がバックについていないと、不安なのです。

しかし、文句は言わないと言った手前…自分の分は出すと言ってる…確かに安い…インドは私も興味ある…タージマハール見たい…これ以上何か言ったらボウの行く気が無くなってしまう…！

ええい！金捨てたっ！！！

そんなワケで、あるかないかもわからないような得体の知れない旅行会社を（一応）信用して、インド行きを決めた次第でございます…。






うふふ～、あはは～…
ちょいとワタシを押してくれんかの…

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