ノルチャの第4弾では、サンベネデット大聖堂とともに、スポレートノルチャの大司教区共同大聖堂となっているサンタ・マリア・
アルゲンテア大聖堂をご紹介します。
残念ながら2016年10月30日にこの地方を襲った大地震によってほぼ全倒壊してしまった大聖堂ですが、元々は非常に古い起源の、
サンタマリアアルゲンテアに捧げられた古代の大聖堂が、10〜11世紀にロマネスク様式に改装さていたものが16世紀に要塞を建築する都合で
一度破壊された後、この要塞の隣に建て直されています。
ファザードはシンプルな石積みの壁の中央に、三角形の破風を持ち2本の柱に支えられた新古典主義様式の入口を持ち、その両側には彫像が
飾られたニッチ(壁龕)があります。内部はサイドチャペルを持つ3廊式、新古典主義様式となっています。左通路の最奥の礼拝堂には、
フランチェスコス・パラパンによって作られた、500年のフレスコ画があり、聖母子と聖人ベネディクトとスコラスティカが描かれています。
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