アヴェイロの1日目です。
ポルトからアヴェイロに移動しました。アヴェイロは潟が内陸に広がった街で、現在はそこで製塩なども行っています。
街にはいくつかの運河があり、昔、酪農用の海草を集めるのに使われたモリセイロと呼ばれる船が現代では観光用として
運河めぐりに使われています。
・アヴェイロの旧駅舎
現在のアヴェイロは近代的な駅舎となっていますが、そのすぐ隣にアズレージョで飾られた旧駅舎が残されています。
自分の勘違いでホテルがなかなか見つからずにスーツケースを引っ張ったまま相当歩き回った結果、くたくたになっての
チェックイン後、ホテルのすぐ近くにあるアヴェイロ美術館へと向かいました。
■アヴェイロ美術館
15世紀後半に建てられた女子修道院の建物が美術館になっています。15世紀後半に父であるアフォンソ5世の反対を
振り切って修道院に入ったサンタ・ジョアンナ王女の石棺を始め聖人となった王女に関連するものが多く展示されています。
・サンタ・ジョアンナ王女の石棺
大理石のモザイクが施された美しい石棺です。
・礼拝堂
石棺の置かれている部屋の隣には金泥細工の美しい礼拝堂があります。
・聖歌隊室
回廊を経て2階に上ると礼拝堂を見下ろすような位置に聖歌隊の席が設けられた部屋があります。この構造はポルトでも
ギマランイスでも見かけたものです。
・受胎の礼拝堂
・サンタ・ジョアンナの礼拝堂
サンタ・ジョアンナにまつわる絵画が集められた部屋になっています。
・サンタ・ジョアンナの死
礼拝堂の右手にある絵です。病床で今まさに息絶えようとするサンタ・ジョアンナが描かれています。
・救世主の3連祭壇画
コインブラの工房 1488-1500
・聖母被昇天の3連祭壇画
作者不詳 16世紀
・聖母被昇天
Andre Reinoso 1610-1640
・キリストの死への嘆き
スペインの画工房 1650-1700
・カルモ(カルメル)の聖母
ポルトガルの工房 1700-1725
・ピエタ
ポルトガルの画学校 18世紀
■サン・ジョアン・エヴァンジェリスタ修道院教会
1,704年に建てられたサン・ジョアン・エヴァンジェリスタ修道院のうち、修道院部分が20世紀初頭に分離解体され、
現在の教会部分のみが残ったのでそうです。
・教会の外観
・教会内部
単身廊、金泥細工とアズレージョが美しいバロック様式の教会です。単身廊ですが、実は側面に副礼拝堂が備わっています。
・主祭壇
・アズレージョ(一部)
教会上部の金泥細工の煌びやかに対して下部にはアズレージョが静かで厳かな雰囲気を醸し出しています。
・祭壇側から見た入口方向
・メイン運河
晩御飯を食べに運後方向に出向いたついでに、西日の逆光ですが運河を撮影してみました。水面に浮かぶモリセイロには
明日トライする予定です。
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