
コインブラの第1弾では、コインブラの旧市街とはモンデゴ川を挟んだ対岸に建つ旧サンタ・クララ修道院をご紹介します。
この旧サンタ・クララ修道院は1286年に設立されたクララ会の小さな修道院に代わるものとして、1330年に当時のコインブラ司教で
あったドン・ライムンド・エブラルト2世とアルコバサ修道院を手掛けた建築家ドミンゴス・ドミンゲスにより完成、奉献されました。
しかしこの修道院は度重なるモンデゴ川の氾濫によって被害を被ったために、1667年により高台に新サンタ・クララ修道院を建てて
修道女たちは移転、九修道院は廃棄されてしまいました。
その後廃墟となっていた修道院(と教会)の再建計画が立てられ、2009年に修復が完了、展示室、発掘調査で発見された遺跡や
考古学的発見物、映画を上映する講堂、ショップ、カフェテリアを備えた博物館を併設して後悔されています。
修道院部分はその名残を感じさせる廃墟ですが、その隣には3身廊のゴシック様式の教会部分が廃教会として見学できるようになっています。
教会内部は装飾品は一切残っていませんが、ゴシック様式の天井を支える柱やリブが残り、2階部分へも上ることが出来るようになっています。
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