オスティア・アンティカの第7弾では、遺跡の入り口から続く一本道のスカヴィ通りが遺跡に広がる街の中心に差し掛かり、
五叉路にぶつかるちょっと手前に建つカピトリウムとその周辺の写真をお届けします。
カピトリウムというのは、ローマの7つの丘の一つ、カンピドーリオの丘のカピトリウムにかつて存在した古代の神殿にならい、
ジュピター、ユノ、ミネルヴァの3神を祀る神殿のことです。
このカピトリウムはハドリアヌス帝の時代に建築されていますが、神殿を美しく飾っていた白い大理石の外装材は既に消失しており、
ファザード部分には煉瓦の階段、前廊の6本の柱の一部が現存しています。階段を上った祭室の床には高い壁に囲まれ、かなり遠くからでも
目立つ存在となっています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます