日曜日の淡路島は、いつも以上に馬や釣り人で賑わいました。
既製品の施術用ベッドは、幅 80cm程ですが、
よりリラックスしてお体を横たえていただけるよう、
★ L は幅 100cmの寝具用のシングルベッドを使用しています。
このベッドのおかげで、高いベッドに上がれない方や、
関節の諸症状や腰痛などでまっすぐ寝ていられない方でも
お客様としてお迎えすることができています。
これですと、特に仰向けになった時、
腕や脚がベッドから滑り落ちないようにと
かしこまった状態で体を維持する必要はありません。
たとえば、体をめいっぱい大の字に広げても、
はみ出すのは手先足先だけなので、
肩や肘および股や膝は、依然安定を保っていられます。
これら四肢の関節部が安定して初めて、
体は芯から緩み、心身を開く準備ができます。
<補足 2014.06.30.記>
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日本各地には、素晴らしい施術者さんがたくさんいらっしゃって、
数えきれないほどの各種療法が存在しています。
その技法や施術者さんの思いによって、
最適なベッドのサイズや形はそれぞれ違います。
自分とご縁のあるお客様にとって、その施術ベッドがいかに最適であるか、
全国の施術者さんと語り合ってみたいです。
自己は肯定すれど他は否定せず。きっと盛り上がるでしょうね。
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最近、夢で得たうつ伏せ時の頭部の施術において、
空気孔のない今のベッドでは施術困難なことを示唆されました。
ベクトルトレーシングに関連する施術なのですが、
前提として、頸椎のリラックスが重要であるということ。
そのためには、お客様のお顔を真下に向けていただく必要があり、
さらにそのためには、ベッドに空気孔を確保する必要があるということ。
ベッドの下敷きから表のシーツに至るまで、5層で成り立つ施術ベッド。
その一つ一つの層が孔 (あな) で繋がっていないことが
施術とお客様を隔ててしまう要因となるのなら、
5層すべてを切り開かないわけにはいきません。
思いきって今のベッドに穴をあけ、空気孔をつくることにしました。
全き状態だと思っていたものに切り目を入れるのは
とても勇気が入りますね。
もう元には戻せない緊迫感のなか、ザキッと1回ハサミを入れた途端
前進あるのみとザキザキ手が進む、あの切り替わる瞬間が好きです。
下敷きをのこぎりで切断し、マットはくり抜いてカバーをして、
シーツは穴をあけて縫い合わせてそれから・・・
畳のくり抜きは職人さんにお願いすることにしました。
大空畳店さんに相談したところ、無理難題を快く引き受けてくださり、
京都で修行したという腕を揮ってくださいました。
この柄の縁を選んでくださった感性、丁寧な仕上がりに感謝です。
しかも夕方畳を引き取りに来て、翌日の午前中には納品完了。
この迅速な波に乗り、旦那さんが引き受けてくれた作業も勢いづき、
なんということでしょう、
たった二日間で、本格施術ベッドへのリフォームが完了しました。
皆さん、なんて、なんて、やれば出来るコなんでしょう。感動した!
明日からの施術がますます楽しみです。ありがとうございました。