16日(金)は午後から雨マークの予報でしたが、午前中にも、ちらっと降ったりして、
なんだか落ち着かない天気になりそう・・・・
と云うことで晴れている間だけでもと、附馬牛へ!ツキモウシ
午後2時頃、附馬牛地区センターに集まっていた上柳獅子踊ご一行様を発見。
これからお願いされている家に行くとのことで、後を付いて行きます。車で。笑
位牌、線香、ロウソクが準備してあり、その前で踊ります。
考えてみると、神社の神事で行うのは神楽であり、シシ踊りではありません。
昔からシシ踊りは盆中に供養のために踊られたと伝えられています。
亡き人に手を合わせ、位牌を誉め、御花を頂いて礼踊りを披露するわけです。
昭和29年発行の定本附馬牛村誌には、白緒の草履が正規とありますが、
今の上柳では黒になっています。
この日は、移動中の空き時間に上柳の笛の寸法を測らせて頂きました。
上柳では、今も笛吹さんがウツ木で丁寧に笛を作っています。
ここの寸法も独特です。
次に移動した先は附馬牛のふれあいホーム、中での踊りということで、お寺で待ちます。
汗をかきながら追いかけていたので一休み
3時過ぎ、徳昌寺に現れました!
門の前では門を誉め、その後、唄無しで門掛かりを踊り境内へ
お寺に礼し、
送り盆でお墓にやってきた人たちも見守ります。
御焼香(以前はロウソクに線香)
お盆のシシ踊りは、附馬牛のように駒木系のゆっくりしたテンポが似合います。
今の私は太鼓を持つのも「ゆるくない」人達の気持ちがよくわかります。笑
続いて、張山しし踊りさん登場
シシ四匹と太刀振り一人で、頑張りました!
この少し前に「墓ジシ」という掛け声が聞こえたような気がしました。
隣に居た大槌のFさんにもそう聞こえたようです。
踊り終了後に確認に行ったところ、「全墓踊歌」と書かれた歌詞カードを持っていました。
墓獅子の歌詞、花上、ロウソク上、茶上など供養関係の一連の歌詞。
張山には「南無」の六字と云う文言がありましたが、柏崎しし踊りでは「南無阿弥陀仏」
他に「坊主の六字」、駒木鹿子踊には光明真言の文字が見えます。
また、御花を貰った後に踊る礼踊りがありますが、駒木や小友町のシシ踊りのように
「投げ草」として、それ以外の歌と明らかに違う節回しで踊るものと、
「投げ草」と云いながら、「花誉め」として他の歌同様に唄うシシ踊りがあります。
伝わる過程で「投げ草」本来の歌が失われ、誉め唄のひとつとして成立したのかも?
などと思いつつ、明るい内に撤収です。