[2020年10月22日 更新]
昨日に続き、都立高校の募集人員がどう変わったか。実倍率はどう連動しているかを見ていこう。
今日は旧第3学区。
◆井草、鷺宮の変化が激しい
富士高校は2021年度から募集停止する。
西、豊多摩、武蔵丘、杉並は募集数に変化なし。
石神井は1年度だけ1クラス増え、すぐ元に戻っている。
2016→2020年度の一般入試実倍率を見ていこう。
石神井
男子 1.51→1.41→1.63→1.69→1.75
女子 1.53→1.68→1.90→1.86→1.80
1クラス募集数が増えた2017年度が青字。男子は過去5年で最低倍率。
翌2018年度は男女とも倍率が上がっている。それから男子は毎年、上がり続けている。
女子は2015年度が1.79倍と高かったため反動で2016年度は戻り、2017年度は再び上がったが募集人員増のためにそこまで倍率は上がらなかったと見るといい。
石神井は人気があるため、2021年度も1.7倍以上となってもおかしくない。
だが、同レベルである豊島高校は来年度に新校舎ができる。そのおかげで豊島に流れる生徒もいるだろうから、1.8倍以上というのは考えにくい。
過去10年間を見れば、実倍率2倍を超えたことはない。男子は2020年度の1.75倍が最高だ。来年2021年度は1.75倍を下回るだろう。
◆鷺宮はタイムラグあり
同じく2016→2020年度の一般入試実倍率。井草高校と鷺宮高校も見よう。
今さらだが鷺宮高校の読み方は「さぎのみや」であり「さぎみや」ではない。
両校とも2017年度に1クラス分、募集人員が減っている。赤字の年だ。
井草
男子 1.07→1.52→1.79→1.63→1.62
女子 1.33→1.30→1.46→1.40→1.56
鷺宮
男子 1.77→1.55→1.49→1.64→1.51
女子 1.61→1.51→1.94→2.02→1.56
井草の男子以外、2017年度は前年より倍率が下がっている。募集数が減ったのに。
そこから2年間、鷺宮の倍率が上がり続け2019年度は2倍を超えた。
2013,2014年度も鷺宮の女子は2倍を超えている。2016年度のみ募集人員が増えたので倍率1.61と落ち着いたが2018年度から上がり始めた。
2020年度は1.5倍強に落ち着いたが、2021年度は「低倍率だ。これは狙い目」と近視眼的な思考でまた倍率は上がるだろう。
倍率だけをみればお買い損な学校なのだがね。お薦めではない。
入りやすさだけを見れば杉並高校の方が断然いい。
2013年度入試を最後に実倍率1.5倍を超えたことが一度もない。2020年度なんて男子1.23倍、女子1.24倍だ。
いい学校かどうかは、ぜひご自身で判断いただきたい。
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