おすすめ度 ★★★★★5
◆都立で有数のお買い得校が小松川
2007年に進学指導推進校、2018年からは進学指導特別推進校に認定された。
2018年に進学指導特別推進校へ昇格したのは小松川だけ。
もちろん大学進学実績の躍進が評価されてのことである。
詳しく見てみよう。
「難関私立大学」は早稲田、慶應、上智のことだ。
上段が進学指導特別推進校。
見てのとおり、小松川の躍進ぶりが目立つ。
駒場や町田を凌駕しているのが分かろう。
「質実剛健」の校風の下、文武両道を目標としている。
城東と比べ、大人しい落ち着いた高校という印象だ。ルーツが女学校であることも影響しているのだろう。
ちゃらちゃらしておらず、近くに繁華街もないのでいい意味で地味な高校生活を送れる。
親としてはありがたい環境だ。
場所柄、南北の移動がしにくく総武線や都営新宿線で東西から通うことになる。
最寄の平井駅からも1km程度あるので頑張って歩こう。
江戸川、江東、足立区から来る子が多いようだ。
◆合格実績は文句なし
国立大の現役合格数は2017→2019年度で比べると
69→73→58
ほぼ同じレベルが三田高校。
36→32→34
同じ進学指導特別推進校の町田高校は
46→55→44
三田の方が1クラス少ないとはいえ、国公立の現役合格実績は圧倒的に小松川の方が上。
町田にも毎年10~20名の差をつけている。
私大はどうか。
早慶の現役合格者数は
小松川 44→34→42
三田 40→36→30
町田 35→29→24
三田 40→36→30
町田 35→29→24
三田とはほぼ互角。しかし三田が右下がりなのは気になるところだ。
町田には完勝と言えよう。
◆芝浦工大、千葉大に強い?
2019年春の芝浦工大、現役合格者数を並べてみた。
小松川 45
三田 23
駒場 23
小山台 15
竹早 39
豊多摩 5
町田 8
三田 23
駒場 23
小山台 15
竹早 39
豊多摩 5
町田 8
通いやすさもあるだろうが、芝浦工大の合格数が同レベルの高校と比べて多い。
また、千葉大学の2017年~2019年の現役合格者も
小松川 25→14→15
三田 3→3→2
駒場 6→3→3
小山台 8→8→10
竹早 2→3→2
町田 1→1→0
三田 3→3→2
駒場 6→3→3
小山台 8→8→10
竹早 2→3→2
町田 1→1→0
と、かなりの結果を出している。
(町田から千葉大はかなり遠いので参考までに)
◆隠れたお買い得校だった
ずっと黙っていたが、小山台と小松川は私が薦めるお買い得校である。
いい学校なのに倍率がそこまで高くない。
その原因は立地、交通網だろう。
特に小松川は通いづらい。
多摩からは遠すぎる。
城北地区からは電車アクセスが悪い。
荒川、台東区も直線距離は近いが電車では通いにくい。よって自転車通学が最右翼となる。
自転車は雨や雪の日が辛い。
が、中身はとてもいい学校なのだ。
一度見に行くことをぜひお勧めしたい。
きっと、多くの中学生は気に入るだろう。友達には教えないほうがいいかもしれない。
この記事がきっかけで、よりレベルの高い生徒が集まる高校になってくれればうれしい。
地元の皆さんにとっては「いい学校だという情報が広まり、小松川に入りにくくなった。ちぇっ」と思われるかもしれない。
あらかじめお詫びしておく。
<制服あり>
[進路実績]
4年大学89.4% 専門学校0.9% 就職0.3% 他9.4%
生徒満足度89.0% 保護者満足度94.3%
[交通]
JR総武線 平井駅 徒歩12分
<入試情報>
【一般入試】
テスト:内申=7:3
男子合格基準 内申52/偏差値60
女子合格基準 内申56/偏差値60
男子実倍率
28年1.53
29年1.32
30年1.42
31年1.43
女子実倍率
28年1.31
29年1.15
30年1.38
31年1.26
[推薦入試]
調査書(内申)50%
面接22%
作文28%
男子合格基準 素内申42
女子合格基準 素内申43
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