[2019年 10月27日 更新]
2019年現在、23区内には121の都立高校がある。
1区あたり5.3校があるはずだが、もちろん偏りはある。
問題。
都立高校が1校しかない区はどこで、その高校名は何か。
分かる者はその区の周辺住民か、都立高校マニアのどちらかだろう。
ヒントは「海に面している区」だということ。
これで絞れるはず。
では正解を見てみよう。
なお人口は平成31年度調査のものである。
◆都立高校数が最多なのは3区
世田谷、練馬、足立の3区が9校でトップ。
23区の面積ランキングは
1位 大田区 60.66km2
2位 世田谷区 58.05km2
3位 足立区 53.25km2
練馬区は江戸川区に次ぐ5位。
23区の人口ランキングでも
1位 世田谷区 90.9万人
2位 練馬区 73.2万人
3位 大田区 73.0万人
足立区(68.9万人)は江戸川区(69.8万人)に次ぐ5位。
江東区は面積で第6位。人口は8位(51.8万人)。
どちらも上位である。
面積が大きく、人口の多い区は都立高校の数も多いのである。
面積の最も小さい台東区は5校とそこそこ多い。交通の便がよく、他の区から通う生徒が多いためだろう。
人口最少の千代田区は面積も19位(11.66km2)と小さい、
◆都立高校が1校なのは中央区
面積は23区で21位、人口は22位である中央区。
都心三区(千代田・中央・港)であり、銀座などを有しているため地価はべらぼうに高い。
中央区で唯一の都立高校は晴海総合高校。
1996年、中央区に2校あった都立高校が統合されて、晴海総合高校となった。
都立で最初の総合学科である。
◆都立高校の数は、面積の大小で決まる
なお多摩地区で最も都立高校が多いのは八王子市の8校。
面積は186km2と大田区の3倍以上もある。
都立高校のない唯一の市は三鷹市である。
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