都立高校は「本校の期待する生徒の姿」を公表している。
◆丸暗記は必須
推薦入試ではこれを知っていることを踏まえて、面接試験が行われる。
そらで言えるようにしておくこと。
その上で、これに沿った回答をすればいい。
たった数分の面接で、キミの本性など分かるはずがない。
準備をしておくべきだ。
なお一般入試なら、合否にはまったく影響はない。
知らなくても合格するには困らないが、校風を知るために読んでおくべき。
(リンク先は下に書いてある)
例えば日比谷高校は、
1 自律的人格を育成し、幅広い教養と高い学力を目指す本校の教育目標の下、誠実に努力する決意を有する
2 将来の進路選択について、明確な目的意識をもって本校への入学を志望する生徒
3 学習成績が優れ、自主的な学習・学校行事・生徒会活動・部活動等に積極的に取り組んだ実績を有する生徒
※ 特に推薦選抜においては出席状況が良好で、下記(1)から(5)までの項目に該当する生徒であることが望ましい。
(1) 9教科の観点別学習状況評価が優れていること
(2) 教科学習に関連する分野で、英語検定準2級又は同等の資格・能力を有すること
(3) 学校行事・生徒会活動・部活動等において、中心的な役割を担ったった実績を有すること
(4) 学校内外の諸活動で、都大会又はそれに準ずるコンクール等に出場し、優秀な成果を収めたこと
(5) 論理的な思考力や考察力、自分の意見を的確に表現する能力を有すること
<出典:都教育委員会>
つまり日比谷高校の推薦入試で受かるには、
・通知表はオール5。4がひとつあるのはギリギリセーフ。
・英検準2級以上。他の英語の検定試験(GTECなど)も可。
・生徒会役員か部長か学級委員を務めていた
・部活では都大会に出場した
・英検準2級以上。他の英語の検定試験(GTECなど)も可。
・生徒会役員か部長か学級委員を務めていた
・部活では都大会に出場した
これらが必須だということ。
この条件を満たしている受験生のなかで、優れている者が合格するのが日比谷の推薦入試。
つまり部活動で都大会に出ていない者、部活をやっていなかった者は門前払いということだ。
ダメもとで推薦入試を受けても時間と受験料のムダ。
試験官の時間を奪うだけだ。
◆変わることもある
時代の流れにあわせて、アレンジする高校もある。
これは正しいことではなかろうか。
変えるべきところは変える。
三田高校
<2015年度>本校は「自主・自立」「自由・闊達」の校風の下 ・・・
<2020年度>本校は、「教養・探究・立志そして世界へ」のスローガンの下 ・・・
大きく変わったところもある。
大山高校高校
<2015年度>
1 部活動を3年間継続してやり遂げ、更に本校でも活動する意志があると認められる生徒
2 生徒会活動や学校行事等に積極的に参加し、貢献したと認められる生徒
3 将来にわたって努力しようとする姿勢のある生徒
4 総合的な学習の時間に自らの課題意識をもって、積極的に取り組んだ経験をもつ生徒
1 部活動を3年間継続してやり遂げ、更に本校でも活動する意志があると認められる生徒
2 生徒会活動や学校行事等に積極的に参加し、貢献したと認められる生徒
3 将来にわたって努力しようとする姿勢のある生徒
4 総合的な学習の時間に自らの課題意識をもって、積極的に取り組んだ経験をもつ生徒
<2020年度>
1 大学に進学する強い意志をもっている生徒
2 学習に興味・関心をもち、深い学びを追求することのできる生徒
3 部活動を3年間継続してやり遂げる生徒
4 生徒会活動や学校行事等に積極的に参加し、リーダーシップを発揮できる生徒
1 大学に進学する強い意志をもっている生徒
2 学習に興味・関心をもち、深い学びを追求することのできる生徒
3 部活動を3年間継続してやり遂げる生徒
4 生徒会活動や学校行事等に積極的に参加し、リーダーシップを発揮できる生徒
以前は「大学進学」というキーワードは、かけらも見えなかった。
2018年春の奇跡から、2019年度から「本校の期待する生徒の姿」を変えてきた。
◆後悔しないためにもまず見ておけ
なぜか分からないが、各高校に入ってくる生徒はその高校の雰囲気にあっている子が多い。
竹早や豊島では、あまりヤンチャな子は見ない。
北園は、まぁなかなかのものである。
繰り返す。
自分が入りたい高校の「本校の期待する生徒の姿」は、推薦入試を受けなくても読んでおこう。
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