[2025年3月11日更新]
前回の続き。
今回は「調査書点とは何か」を説明する。
<過去記事:2026都立高校受験のキホン(1) 受験のチャンスは2回>
・2025年3月時点での情報であること。変更される可能性もある。
・一般的な都立高校受験の方法をまとめたので、例外や細かい点は省くこと。
この2点が前提であることは承知いただきたい。
・一般的な都立高校受験の方法をまとめたので、例外や細かい点は省くこと。
この2点が前提であることは承知いただきたい。
調査書点とはズバリ、都立高校受験における通知表の観点別評価(A~C)や評定(5~1)を点数化したものだ。
調査書点が高いほど有利なのは誰にでも分かろう。
この調査書点は
・中3の一学期と二学期の成績を十分参考とする
・二学期制の学校は前期の成績と、中3の12/31までの学習状況(定期テストの点など)を十分参考とする
と実施要綱に明記されている。
参照:都教育委員会サイト
◆推薦入試は大きく2パターン
では通知表からどうやって点数化するのか。
ほとんどの都立高校は評定(5~1)を点数化する。教科によって比重は変えない。数学の5も美術の5も同じ扱いだ。
これを各高校の配点に合わせる。例えば戸山高校は
調査書点450+個人面接150+小論文300を満点としている。
通知表の点数を各教科10倍するだけ。調査書点を求めやすい。
一方、観点別評価を利用する学校はエンカレッジスクールと大田桜台のみ。
この方式は、教科によって配点の比重を変えている。
例えば大田桜台は国語・社会・英語の比重が高い。
参照:大田桜台高校Webサイト
◆一般入試は実技教科重視
5教科の学力検査がある一般入試では、調査書点が教科によって異なる。
国語・数学・英語・社会・理科 →1倍
実技4教科 →2倍
例えば通知表がオール4なら、
国語 4×1=4
数学 4×1=4
英語 4×1=4
社会 4×1=4
理科 4×1=4
音楽 4×2=8
美術 4×2=8
保体 4×2=8
技家 4×2=8
計 52/65点満点 となる。
ポイントは実技教科が2倍になること。
都立高校一般入試では、実技教科が得意な方が有利。
美術、保健体育で5を取るのは、実技テストや作品がそれなりに高評価でなければ難しい。
実技教科の中では、技術家庭がもっとも定期テストで点を取れば通知表も点を取りやすい教科だと私は思っている。
技術家庭科の通知表が2や3のキミは、まず技術家庭の通知表を+1点するのを目的としてはどうかな。
<過去記事:内申点(調査書点) 実技科目が2倍される理由>
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
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