[2021年4月10日 更新]
もうじき、都立高校入試の過去問題集が発売される。
例年5月上旬なので、発売されたらツイッターでお知らせする。
◆過去問題は解くのが目的ではない
高校受験生は、7月から本格的な受験勉強を始めることになる。
その前に過去問題集は買っておくこと。
都立入試の過去問の使い方は次の2つ
1.出題傾向を知る。具体的には単元・難易度・量
2.自分の実力を測る
2.自分の実力を測る
自校作成問題であっても変わらない。
では、順に説明する。
◆1.出題傾向を知る。具体的には単元・難易度・量
例えば都立入試理科は、大問6つで構成されている。
大問1 小問
大問2 文・図を見た上での小問
大問3 地学
大問4 生物
大問5 化学
大問6 物理
大問2 文・図を見た上での小問
大問3 地学
大問4 生物
大問5 化学
大問6 物理
大問1~2は基本レベルであり、過去6~7年分を見ればよく出てくる問題も分かるはずだ。
例えば「天気」では温暖・寒冷前線の雲・雨・気温の変化。低気圧・高気圧の地点での気流など。
塾の先生が教えてくれるだろうが、まずは自分で読んでおくこと。
自分で分析した上で、その分析が当たっているかどうかを先生に聞くといい。この「分析する」という習慣は、大学受験でもおおいに役立つ。
これから中3で習うことも知っておくべき。
数学なら二次方程式、二次関数の変域、相似の証明など。どのレベルを問われるのかを知っておけば、学校の授業を受ける時にも「こういうことか!」と気づけるようになる。
◆2.自分の実力を測る
これは今やらなくてもいい。
各科目の一通りを勉強してから、入試本番で何点取れるかを知るためだ。
国語、英語なら2学期中にできるだろうが、数学、社会、理科は全単元を勉強してから。受検直前の12月以降になるだろう。
◆絶対に本を買うべき理由
都教育委員会のサイトにて過去問題は公開されているが、それで済ませてはだめ。
解答の解説が載っていないからだ。
過去問を解いた後、自分で解けるようにすることが勉強である。
何でそうなるのか分からなければ、次の模試や入試本番で解けるようにはならない。
たかだか1,000円程度をケチって、志望校合格を逃すのはあまりに惜しい。
この費用は必要なもの。2食ガマンすれば買えるし、その価値はある。
なお、どの過去問がお薦めかは過去記事で分析している。
<過去記事:2021年入試 都立高校 過去問題集 これを買おう>
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