[2024年6月17日更新]
うちの塾は中学受験生を受け入れていない。
よって小学生でも高校受験を視野に入れていることになる。
「中学受験をした方がいいですか」という質問を保護者からされることがある。
そんなときは私の考える中学受験のメリットとデメリットを伝える。
あくまで私の考えであり、メリット・デメリットを伝えた上で中受するかどうかは各家庭の判断にゆだねる。
◆中受のデメリットは「高校受験ができない」こと
最大のデメリットがこれ。
私立でも都立でも中高6年教育が基本だ(例外はある)
例えば都立中は現在10校ある。
中等教育学校…小石川、桜修館、立川国際、南多摩、三鷹
併設型...白鷗、両国、大泉、富士、武蔵
2023年春から、すべての併設型都立中は高校からの入学を受け入れなくなった。2~3年生への編入学は2023年度までは募集していた。
都立中は、きっかり6年間で大学受験の準備をして卒業させるつもりの学校だと思えばいい。私立の中高一貫校も同様だ。
高校受験はなく内部進学できるため、高校受験を意識した授業は中学校では行わない。だから都立・私立中に入った場合、高校受験勉強は中学校の授業とは全く別に進めなければならないと考えよう。
都立も私立も中学卒業後に別の高校を受験する生徒も一定数いる。
人間関係をリセットしたいという動機もあれば、学力面で合わないケースもある。
「もっと上のレベルの高校へ行きたい」と考えて高校受験するのならまだいい。前向きな理由だからね。都立中はこういう生徒がいる。
私立中では逆に、成績不振で内部進学はできないので、他の高校を受験するよう薦められることもある。
その場合の高校受験は大変だ。区立中とは違う進度で勉強しているのだから。
絶対に高校受験できないわけではない。
だが区立中に進んだ子より困難であることは間違いあるまい。
◆子どもの考えは3年で変わる
小5~6の時に思い描く夢と、中3になってから描く夢。
多くの子は同じではなかろう。
12歳のときの理想の中学校に入り、他の高校に行きたいとなってもその道は険しいだろう。
高校からは入れない私立・都立もあるという意見がある。確かにその通り。
だが都立に限っては上記の10校のみ。その他181校は高校からしか入れない。
私は中学受験を否定したいわけではない。
親も子も「中受したい」と考えているのならすればいいと思っている。
15歳のときに高校を選べないという事実を踏まえた上でね。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
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