都立に入る!

中3は夏休みに何をすべきか

[2021年6月4日 更新]
期末テストまでのカウントダウンも始まっている。それが終わればいよいよ受験生の夏。
「夏を制する者が受験を制す」という言葉がある。とりわけ高校受験に当てはまる言葉だろう。
大学受験や中学受験はもっとスタートが早い。受験半年前の夏休みから受験勉強を始めるようなのんき者は少数だ。

でも高校受験は夏休みから高校受験を意識する者が多数いる。ブログ読者の諸君は1学期の中間・期末テストに全力投球し、テストが終わった瞬間から受験勉強に切り替える準備をしているだろう。

では期末テストが明けてから夏休みが終わるまでに何をしておくべきか。
都立高校一般受験を受けるためにやって欲しいことをまとめる。

◆メインは社会理科
この夏に最優先すべきは社会と理科。とりわけ中1~中2で学んだ範囲だ。
まず覚えていないだろう。この場で火成岩を6種類言える中3は100名中1~2名だ。だがそれで構わない。これから覚え直せばいいだけだ。

逆に言えば、この夏でそこまでを勉強できなければ二度と挽回するチャンスは来ない。2学期は中間・期末テストを最優先し、残った時間は中3範囲の復習に使いたい。12月になればもう過去問対策に入る。
この夏で覚えきるつもりでいよう。もちろんこの後で忘れたり覚えていない箇所が見つかったりするだろう。それはそのつど覚えていけばいいのでさしたる問題ではない。
理科は中2範囲まで、社会は地理と歴史全範囲(間に合わなくても第二次大戦前まで)はやっておきたい。

◆数学は関数と平面図形
大問1の計算問題、作図等は当然すべて解けるようにしておく。これは過去問
を使うといい。「Vもぎの過去問」というものもあり、問題数が不足してきたらそれを購入するといい。
数学で最注力すべきは一次関数と平面図形の合同の証明だ。
過去問では現時点で解けない問題もあるがそれは気にしなくていい。関数なら変域、交点座標、直線の式の求め方と面積の求め方を中2範囲でいいのでみっちりやっておく。平面図形も合同の証明は100%答えられるようにしておく。2学期のVもぎで毎回出ると思うといい。

◆英語は単語と長文読解
都立入試では文法問題は出ない。英単語の語彙を増やして長文を読めるようになる下支えをすること。文構造を理解すること。この2点を重視する。
単語が分かっていれば都立入試の英語は「なんとなく」読めてしまう。これがワナ。今はいいが自校作成校の入試や高校に入ってから通用しなくなる。
5文型を理解すること、自動詞・他動詞を区別すること。まずはこの2点から始める。

そして都立入試は長文読解ばかり。
まずは短めの文からでもいいので、長文を読み設問に答えることに慣れることが大切。
英語の勉強法はいちばん大変で、このブログで語っていくのも大変なのだがいずれやらねばならないと思っている。気長にお待ちいただきたい。

◆国語は即始めよ
昨日の記事にも書いたが、国語は学年によって学ぶ内容に大きな差はない。
中1だって入試問題を解ける。

都立入試では文法問題はほとんど出ない。
 ・修飾語(2021年度)
 ・現代仮名遣いに直す(2020年度)
ここ5年ではこのくらいか。

10点分の200字作文。
これは過去記事を読んでもらいたい。ただし添削が必要なので塾に通っているのなら塾に頼もう。中学校の先生が見てくれるのならそれでもいい。
人数限定だが有料で添削は承る。作文が書けたが、添削してくれる人がいなければTwitterのDMで連絡するといい。

あとは20点分の漢字問題。
都立共通問題の漢字は同じものが繰り返し出ることは過去にもお伝えしてきた。3度も出た漢字もある。「潤す」の読みとかね。



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