日大に日本一、合格者を多く出しているのは桐蔭学園。
日本一、不合格者を出しているのも桐蔭学園。
という話を昨日した。その続きだ。
◆9人受けても8人が不合格になる高校
日大の合格率、合格数/志願数が19.5%未満の私立高校を並べた。
合格者数が20名以上いる一都三県(神奈川、千葉、埼玉)に限定している。
同じ条件では、都立高校は3校(神代高校、武蔵丘高校、広尾高校)だけである。
圧倒的ワーストは埼玉栄高校。
230名が受験して25名が合格。つまり205名、89.1%が不合格なのだ。どうかしている。
この表を見て何か共通点がないか、考えてみてほしい。
私はすぐ、ひとつに気づいた。
「行きたい高校がない」以外の共通点、だ。
◆都立高校はどうか
都立は旧学区の3番手、4番手校が並ぶ。
都立は合格数が多くて合格率が低い高校はほぼない。
25%を切っている向丘高校、田園調布高校、豊島高校、保谷高校あたりは
「日大くらいなら受かるでしょ」と生徒も先生も高をくくって不合格者続出!なイメージはある。
狛江、石神井、深川あたりは健闘しているね。
合格率50%以上は、さすがに上位高校ばかり。
進学指導重点校では日比谷と八王子のみ、合格率が40%台。
受験して不合格だったのか、出願したが欠席したのかは不明だが、日比谷に受かっても日大に不合格する者が少なくないのは事実。
私立大学に合格することが、間違いなく難しくなっているのが分かろう。
日比谷、西、国立(くにたち)が合格者数で並んでいるのはご愛嬌。
中等教育学校では三鷹、立川国際がイマイチ。
あの難関をくぐり抜けた都立中受検生でさえも、簡単には日大に受からないんだよ。
とりあえず「日東駒専」より上の大学に行きたい。
なんてセリフを、何も考えずに言うのはやめたほうがいい。
自分の無知をひけらかしているようなものだ。
中堅校でも、半分以上は不合格になっているのだから。
◆都立の合格率ワーストは杉並高校
まぁこの学校は…
進学校でいたいと思っているけど、実態がついていっていない。そういう様子が外から見てとれる。
2013年度入試(女子)の実倍率1.71倍だったんだよ。
波があるとはいえ、今春は1.15倍。
男子にいたっては、まず平均倍率を超えることはない。東京の中央に位置するのに。
この高校を目指す理由は2つしかない。
・家から歩いて行ける
・都立の強い吹奏楽部に入りたい
・都立の強い吹奏楽部に入りたい
それ以外に、いいところがあるのなら教えて欲しい。
お願いします。
表のデータは事実だとして、皆さんは何を考えましたか。
自分でどう考えるか。それが大事なことだよ。
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