*沖縄科学技術大学院大学 ~ 無重力の可能性を切り開く新素材で革新的な磁気浮上を実現・・・グラファイトを使った新素材で、電源不要の浮遊プラットフォーム。
グラファイトのスラブはしばらくの間磁石の上を揺れ動くが、空気摩擦により時間とともにエネルギーを失う。
https://youtu.be/ikzoEdsmO9o
沖縄科学技術大学院大学(OIST)の量子マシンユニットは、物理的な接触や機械的な支えなしに安定した位置で浮遊し続ける物質、浮遊材料の研究を行っています。物質を浮遊させるために最も一般的なのは磁場によるものです。超伝導体や反磁性体(磁場によって反発する物質)などの物体を磁石の上に浮かせることで、科学的にも日常的にも様々な用途で使える高度なセンサーの開発が可能となります。
量子マシンユニットを率いるジェイソン・トゥワムリー教授をはじめとするOISTの研究者と、国際共同研究者のチームは、グラファイト(石墨、黒鉛)と磁石を用いて、真空中に浮遊するプラットフォームを設計しました。驚くことに、この浮遊プラットフォームは外部電源に頼ることなく動作します。将来的には、高精度で高効率な測定が可能な超高感度センサーの開発に役立ちます。この研究成果は、学術誌『Applied Physics Letters』に掲載されました。
反磁性材料に外部磁場を印加すると、これらの材料は反対方向に磁場を発生させ、その結果、反発力が生じ、磁場から押し出されます。そのため、反磁性材料でできた物体は、強い磁場の上に浮遊することができます。例えば、リニアモーターカーなどの磁気浮上式鉄道では、強力な超伝導磁石が反磁性材料と強力な磁場を作り出し、一見重力に逆らったかのような浮上を実現します。
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https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2024/4/8/innovative-magnetic-levitation-new-material-offers-potential-unlocking-gravity-free-technology
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