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仏前結婚式

本日、当寺にて仏前結婚式が行われました。私が生まれてからは、たぶん初めてだと思います。本尊様も喜ばれたことと思います。

 檀家さんのお嬢様からのご希望があり、以前から利用していただきたいと思っていたので、とてもあり難いことでした。
 

 本来、仏教は慶事・弔事を問わずに人生の節目の重要な時こそ、宗教的安心の拠り所となるべきものですので、仏前結婚式は、そういう意味でも日本の風土には馴染み易いものだと思います。
 けれども、日本の歴史では「慶弔すみわけ宗教観」(私の持論?)で、神仏共存の社会方式が定着していたために、仏前結婚と神前葬儀はめずらしいものになってしまったと思うのです。
                 

 本日の流れは、入場して、はじめにみ仏さまに献花・焼香。式師(導師)によって、本尊様への趣旨の報告と祈願文(啓白文)のお唱え。三つの大切な指針とも言える言葉の唱和(三帰礼文)。浄水によるお清め、そしてお数珠(寿珠)の授与、指輪交換とすすみ、おふたりの誓いの言葉のあと固めの盃となります。
 そして、式師からのお祝いの言葉、最後に両家先祖への報告のお経(般若心経)を読経して結びとなります。(結び後、親族紹介、記念写真)
 また、新婦さんは、梅花講に所属されていますので、多くの梅花(御詠歌)の方々も参加されて、随所に御詠歌を取り入れての梅花流仏前結婚式となりました。
(参考までに奉詠曲は、正法御和讃、三宝御和讃、花供養御和讃、慶祝御和讃、聖号です。)

 お友達の方々の笑顔と明るい響きが境内にこだまします。どちらかというと、平均年齢の高い方で賑わう境内ですが(笑)、今日はぐっと若い人たちが多く、熱気あふれる感じの境内でした。やはりいいものですね。

あたたかな気持ちになります。TさんNさんおめでとう!

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