とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
歴史散策
久しぶりに歴史散策の会に参加しました。
各所を訪れると、春の気配を感じます。冒頭の写真は、ある寺の境内の梅の蕾です。開花間近です。
「ぼけ」と思われる木の枝には花が咲き始めていました。
昨日訪問したところは、東海道の戸塚宿。戸塚宿は東京から40㎞、小田原まで40㎞の東海道箱根越えの玄関口まで江戸からの中間点です。江戸初期にはこの宿場はなかったそうですが、旅程短縮化とともに箱根越えを最短でクリアするのに欠かせない宿として栄えたそうです。何だか箱根駅伝の中継所ともダブリますね。
また、大山や鎌倉江ノ島詣での玄関口としても賑わったそうです。周辺に豊富な農村地帯をかかえるこの地は、製糸業、畜産業が発達し、文明開化の近代化の波が押し寄せていました。
写真は、不動坂の不動前の説明です。東海道との分岐となるこの祠は「前不動」と呼んで、大山詣出の出発点にあたり、道中の無事を祈念します。ここまで江戸から40㎞、徒歩かあるいは舟で神奈川の港を経由してやってきたようです。
この付近の旧東海道の道筋には、文明開化の影響で創業したハム工場(現在の鎌倉ハム)跡のレンガ造りと旧家が残されています。
普段、何気なく通り過ぎる場所ですが、改めて歴史の重さを感じました。
近くの寺の墓地で、面白い墓石を見付けました。酒樽の墓石です。よほどお酒に関係した人の墓なのでしようか。
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> 近くの寺の墓地で、面白い墓石を見付けました。酒樽の墓石です。
本当に、変わった墓石ですね。将棋指しのお墓が駒の形をしているのは、かつて見たことがあったような気がしますが、これは初めてです。たまには、こういうのがあっても面白いですね。
私の住んでいる辺りは、都内ですが、まだ周りに農地があちこちにありますが、どんどん農地がなくなり、古い家も無くなっていきます。
粋なお墓には感心しました。昔の人のほうが、現代人よりも粋人が多かったのではないでしょうか。
身近なところですが、よく見ると不思議な発見があるものです。古い文化、保存したいものですね。