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成道会(じょうどうえ)

本日は成道会、お釈迦様がお悟りを開かれた日です。それを讃えての報恩の法要がこの成道会です。
お釈迦様は修行で疲れていた時に、とある村のスジャータという娘さんから、牛乳(乳粥)をもらい、楽になって長い坐禅に入り、未明の開けの明星(金星)の輝くのを見て、忽然と悟ったと言われています。
そのため、禅宗の寺院ではこの日に合わせて、「摂心」という徹底して坐禅に打ち込むという修行を行います。各所で様々な形態で、環境に応じた摂心の意味の坐禅の会が行われているのでしょう。本ブログに度々コメントを寄せて下さいます某子さんの通われているお寺(一般ご寺院)でも、この摂心が宿泊で行われ、しかも牛乳をなめる故事も修行道場並みに行われているというので、びっくりします。同業ながら頭が下がる思いです。
昨日は、またまた当ブログに訪れていただいているりょうさんの寺で、「ちょっぴり摂心」と題して、近隣の教区の寺院有志が集まり摂心をしました。原点にもどるような気持ちですがすがしい思いがしました。りょう様有難うございました。お世話になりました。
その他の各師(道元禅師にみる成道会五味粥釈尊のプラス思考)も熱く成道を語っておられます。

さて、本日は、当寺で成道会の法要を行いました。冒頭の写真は当寺のご本尊釈迦如来と文殊菩薩・普賢菩薩の脇仏です。
次第は、先ず坐禅を行い、終了前に般若心経の読経。その後、ご詠歌のお唱え。回向、祈願ごとのお唱えをして、法話。本日は、今とても感心のある「般若心経の心」について話させていただきました。

黒板に書いた進行予定

当寺では、せめて当日だけでも心をこめて・・・、いう思いから、この成道会とご命日の涅槃会(2/15)、お誕生日の花祭り(4/8)の三仏忌には、正当日に同様の法要を続けて参りました。参加者は、普段からお付き合いの多いご詠歌、参禅会、グリーンプラン、などの方々を中心に毎回、檀信徒・一般、約50名ほどです。法要後は、来年の年を望む恒例の望年会です。楽しく過ごしました。

 

写真左は、ご詠歌のお唱え。写真右の鐘の前は、82歳の父・前住職(東堂)、本日は副住職の息子が参列できなかったため、てんてこまい。大いそがし。導師兼維那兼堂行兼殿行兼解説兼お茶出し・・・と、ご専門の方ならご理解いただけると思います。とにかくも、今年も三仏忌すべて終了。関係者の皆様、有難うございました。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
お疲れ様でした! (りょう)
2005-12-08 21:31:46
昨日は大変お世話になりました。

なかなか、すがすがしい坐のひと時でしたね。

それから、今日もお疲れ様です・・・。

方丈さんはすごい!スーパーマンですね。

成道会、お寺の行事として行ってらっしゃるんですね。素晴らしいことだと思います。

TBさせていただきました。宜しくお願いいたします。
 
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