箱根駅伝エントリー

箱根駅伝のメンバーエントリー１６名が９日に発表されました。このメンバーから、３０日に１４名に絞れこまれ、区間配置と補欠が発表になり、往路・復路それぞれの当日朝に合計４名までのメンバー交代ができます。実際に走る選手は１０名です。補欠といっても、偵察メンバーをつかったりしますので、主力が補欠になることも多いのです。

駒大のメンバーは次の通りです。
4年　井手・風見・糟谷・斎藤・慎悟・藤山・村上・本宮
3年　高井
2年　安西・堺・鈴木・平野・藤井・豊後
1年　太田
このメンバーから読み取れることを記してみます。
先ず４年生が多いということ。確かにこの学年は層が厚かった事は確かですが、大八木監督の方針の、「同じ実力なら下級生に」という過去のパターンからすると、やむなく４年に依存せざるを得ない状態なのだと思います。特に今まであまり出なかったり、調子を崩していた風見・本宮が入っているので、この辺の読みは、出さざるを得ないのか、よっぽど調子がいいのかというところです。でも、あえて来年以降のことを考慮せずに４年にこだわった布陣をみると、ベストを組んで勝ちに行った大八木監督の百戦錬磨の目論見を感じます。本宮が走れると期待大なのです。
次に、いつもこの時期に突然フッーと浮上してくるいわゆる調子を上げてきた選手のエントリーがあることです。安西・鈴木・太田などがそうです。逆に期待されていた１年の池田が洩れていること。この辺の調子の読みが駒大の強さの秘訣であると思っています。そして、期待された選手は当日に合わせてきちんと調整してくる能力が大崩しない原因だと思っています。２～３人の調子崩しがあっても３０日の選択で対応できていたのです。
とはいうものの、今年は確かにピンチ。東海・日大・中央など強豪ぞろいです。ただ、唯一強みなのは、先ほど述べた調整力。この三校、過去にブレーキが多いのです。当日というよりは、この２０日間の調整こそ勝負なのです。その点、調整経験豊富な４年生中心でその辺の見極めの優れた駒大首脳陣の手腕に期待してしまいます。

さて、区間配置ですが、難しいです。
特徴をあげると、
佐藤慎悟・・・何と言ってもエース格。２区か９区か。
村上・・・過去に連続５区で実績。ねばりと安定度抜群。２区か９区か、それとも距離の伸びた５区を再度か。
藤山・・・今年一番伸びたと言われるが、ここのとこはイマイチ。しかし、大崩しない安定度があり、１区に適しているか。
平野・・・もっとも現在上り坂と思える選手。島根出身。ポイント区間に使いたい。追い込みに向いているとも。３区・７区あたりに使えれば万全なのでは。それが無理ならば５区か９区あたりか。
高井・・・高校時代からの逸材。不調が続くも今期はいい。スピードランナーなので、距離が短くなった４区でほぼ決まりか。
豊後・・・いま調子をあげている選手。去年６区の補欠なので、問題がなければ６区か。
斉藤・・・２枚エースの一人だったが、調子を崩している。復調すれば７区あたりか。
糟谷・・・箱根に調整してくるのが定評の選手。うまく行けば再び１０区か。
本宮・・・もし使えれば、３・７・８あたりで。
堺・・・ここのとこ調子上がる。３・８区、または５区・１０区の器用もか。
井手・風見・安西・鈴木・藤井・太田・・・３０日までに調子のいい選手を３・８区あたりで使うのでは。
というところで、藤山－佐藤－藤井－高井－村上、豊後－斉藤－風見－平野－堺
というのはどうでしょうか。平野と村上のチェンジもあるかも。
予想とすると９・１０区の競り合いになりそうなので、ここに気の強い選手を持ってきてほしいです。

思うままに予想してみました。参考としては、箱根フリークの書込みがかなり最新情報が多いです。